研究課題/領域番号 |
61306028
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
プラズマ理工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
市川 芳彦 名大, プラズマ研究所, 教授 (90058917)
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研究分担者 |
森 肇 九州大学, 理学部, 教授 (90037143)
河野 光雄 九州大学, 応用力学研究会, 助教授 (00038564)
福山 淳 岡山大学, 工学部, 助手 (60116499)
若谷 誠宏 京都大学, ヘリオトロン研究センター, 教授 (00109357)
鈴木 増雄 東京大学, 理学部, 教授 (80013473)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1986年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | プラズマ乱流 / コヒーレンス / カオス / ソリトン / ストキャスティシィテイ / プラズマ波動加熱 / プラズマ輸送現象 |
研究概要 |
統計力学の分野における新しい発展に基づくプラズマの挙動の解明については、本研究の各分担者が、プラズマ研究所共同研究 日米核融合協力事業理論共同研究、などにおいて数年間にわたり継続的に研究を続けてきたが、本研究においては それらの実績に基づき、今後の研究の発展動向を把握し新しい研究の展開の基盤を開拓することを図った。主要な事項を以下に列記する。長距離相関効果による協力現象に対する鈴木の新しい手法は プラズマ内の集団現象の解明に対して有効な応用の可能性を示す。乱流現象に対する理論的研究として 本研究では、森等による間欠的カオスのスペクトル構造の解明 金子による結合写像系に基づく時間-空間的不規則性の分析、野崎・河野によるソリトン構像に基づくカオスの出現 等の研究状況が整理された。森等によって定式化された手法は プラズマ内のゆらぎに関する生の実験データについて適用することにより、その有効性が確立されるべき段階にきていると判断される。非線形力学系の手法の研究は、プラズマの波動加熱という問題、プラズマ内の統計的拡散の問題との関連で重要である。福山は、加熱されたプラズマ粒子の波動に対する反作用の効果を記述する非線形写像のモデルを定式化することに成功した。これは従来の研究でとりあつかわれていない効果を考慮する可能性を示す極めて重要な成果である。市川.上村は、標準写像における統計的拡散の問題に対する加速モードの効果について詳細な研究を進め、従来の研究では見出されていなかった領域における加速モードの役割を解明した。総括として、日米核融合協力事業におけるプラズマの統計物理学に関するワークショップのシリーズに対する展望に関する報告を、成果報告書に掲載し、多くの研究者の参考に資することとした。
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