研究分担者 |
大八木 重治 埼玉大学, 工学部, 助教授 (90114818)
鈴木 立之 埼玉工業大学, 工学部, 教授 (20118665)
久保田 弘敏 東京大学, 工学部, 教授 (30114466)
東野 文男 東京農工大学, 工学部, 教授 (70011111)
柘植 俊一 筑波大学, 構造工学系, 教授 (50133020)
|
研究概要 |
分散粒子が存在したり不均質に構成されている場、あるいは熱力学的構造不安定性の存在する場における燃焼は、現実の燃焼デバイスではごく普遍的なことであり解決すべき問題点も多く、燃焼全体系を総合的に調査研究することが要請されている。それゆえ化学反応論的な面からのアプローチのみならず、熱流体力学的側面からの精密解析とこれにもとづく微細機構のセンシング技術による燃焼デバイスの効率の基本的改善および安全性の向上が促進されねばならない。この様な観点から高効率分散系燃焼場の数値設計理論と微細機構のセンシング技術に関する企画調査研究を以下の課題の下で行った。(1)分散粒子系における多体燃焼効果およびグループ燃焼,(2)2相系爆発,微粒子燃焼と爆風の干渉,(3)熱流体力学的構造不安定系と燃焼の干渉,(4)多相複合燃料材の燃焼機構,(5)燃焼生成物および燃焼の制御。 この調査研究の成果を国内の燃焼シンポジウム,流体力学講演会,応用力学連合会等に発表した。また成果の一部は、国際燃焼シンポジウムにおいて発表された。 なお、本研究課題の遂行にあたり、一ケ月に一回の割合で開催した研究会において、各研究分担者の有機的・効率的結合をはかり討論を行った。昭和61年12月にシンポジウムを開催し研究成果の総括を行い、合せて最終報告書のための議論および今後の課題を検討した。シンポジウムの議論を通してまとめられた成果を昭和61年度の研究成果報告書とした。
|