研究課題/領域番号 |
61308006
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
林産学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大熊 幹章 東大, 農学部, 助教授 (80011906)
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研究分担者 |
木方 洋二 名古屋大学, 農学部, 教授 (40023395)
原口 隆英 東京農工大学, 農学部, 教授 (60014891)
浜谷 稔夫 東京大学, 農学部, 教授 (10011933)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1986年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 早成樹種 / ウッドケミカルス / 平地林 / 資源 / 超育成 / 変換利用 / 石油代替物 |
研究概要 |
森林の果す公益的機能の重要性が強調される一方、生物資源、すなわを再生産可能資源としての木材の重要性が増してきている。この生態系の維持と木材利用のバランスを取るという課題はきわめで厳しく、また困難なものであり、ともすると木材利用を抑制する方向に傾斜せざるを得ないケースも生じてきている。木材利用の抑制はゆゆしい問題であり、また林業・林産の根幹にかかわろことでもある。このような討議の中から、今後の増大してくる木材資源需要を満たすための方策として、従来の林業とは別に、緩傾斜地で生産量を極端に高めた、いわゆる早成樹育成を行い、その生産物を高度に利用して行くことが提案された。 すなわち、減反水田のような農耕放棄地や全国で500万haに及ぶ旧薪炭林地等にバイオテクノロジーによって新しく創成される早成樹を新しい技術によって超育成する。この場合、生産される資源は従来の木材とは異なり、低質なものが大部分を占め、むしろマス的な取扱いが適するものであり、それにあった新しい利用技術の開発が必要である。従来の林業・林産とは異る新しい資源生産と利用のシステムを構築することが従来の資源確保の上から絶対に必要であるとの結論を得た。 研究の社会的重要性と関連分野の広がりを考虜し、本課題を63年度開始重点領域研究として申請することとなった。
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