研究課題/領域番号 |
61308011
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経・筋肉生理学
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研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 |
研究代表者 |
内薗 耕二 岡崎共研機, その他, その他 (90009861)
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研究分担者 |
山岸 俊一 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (70014032)
角田 忠信 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (70090529)
籏野 脩一 国立公衆衛生院, 疫学部, 部長 (10100124)
中根 千枝 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00012964)
江橋 節郎 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 所長 (10009863)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 高齢者 / すぐれた頭脳 / インタビュー / 脳活動検査法 / 脳波 / NMR-CT |
研究概要 |
頭脳活動を高齢に至るまで維持し、健やかに人生を全うすることは現代の高齢化社会における普遍的願望であろう。この課題に取り組むため、我が国の高齢者で活発な頭脳活動を営み、高度の社会的活動を維持している著名人も少くないので、これらの人々を対象に、(1)すぐれた社会的活動を展開している、遺伝的,家庭的,社会的要因を探求し、(2)現代のエレクトロニクス技術を駆使して、対象者になんら苦痛を与えることなく脳活動の医学的諸検査をすすめ、客観的計測を行う可能性について検討することを企画した。 研究組織は老人学(亀山、豊倉、入来、朝長)、社会心理学(辻村、中根)疫学(籏野)神経生理学(島薗、江橋、御手洗、角田、久保田、山岸)および内薗(総括)で編成し、(計14名)、これに数名の研究協力者を得て、昭和61年11月および62年2月の2度の全体会議と頻回の研究打ち合わせで、すぐれた頭脳の高齢者へのアプローチの方策の協議を進めた。その研究成果は (1)各界からの傑出人の発堀を行った。即ち、学界、官界、政界、財界、教育界、文学芸術界等から、75才以上の傑出人約600名を選び出した。 (2)高齢者傑出人の調査方式は2段階に分けて行うやり方で進めることとした。第1段階は対象者にインタビューを申し入れ、諸々の話題を通じて、幼少年時、青年期の生い立ち、哲学、家庭的背景、ライフワークへの取り組み等を聴取することとし、インタビューのための「基本的質問事項」を作成した。第2段階として、インタビューに応じて貰うことのできた人のうち、医学的検査をうけることを承諾された人について諸検査を行う事とした。 (3)インタビュー実現の可能性のある人約40名を抽出した。各分担者がそれぞれ担当する事を協議したが、このうち宇野千代氏(内薗)、名取礼二氏(山岸)、熊谷洋氏(江橋)、辰己柳太郎氏(角田)、山口誓子氏(御手洗)に既にインタビューを行った。
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