研究課題/領域番号 |
61308013
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研究種目 |
総合研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
遠藤 實 東大, 医学部, 教授 (50009990)
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研究分担者 |
高橋 國太郎 東京大学, 医学部, 教授 (10010034)
田中 千賀子 神戸大学, 医学部, 教授 (20025571)
栗山 煕 九州大学, 医学部, 教授 (40037495)
大塚 正徳 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (60013801)
宇生 理生 東京大学, 薬学部, 教授 (50001037)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | トランスメンブランコントロール / カルシウムイオン / Cカイネース / サイクリックヌクレオチド / GTP結合蛋白質 / レセプター |
研究概要 |
1.重点領域研究の立案。トランスメンブランコントロール機構に関する基礎的知見を一層広げ、深めるための方策を検討することが本研究の目的である。昭和61年9月16日および同年12月15日の二回、いずれも東京において班会議を開き、新しい実験手技、海外の最新の知見などに関する情報交換を行い、研究推進の具体的方策について討議した。とくに、昨年度に計画、作成した「重点領域研究」重点領域申請書の構想について、詳細な点まで反省、再検討を加え、その結果、(1)細胞増殖等、長期に瓦る効果のトランスメンブランコントロールについては、短期的効果のそれと密接に関係しており、共通する過程も多いと考えられるので、昨年は計画の一部に加えたが、少なくとも研究方法等において異なった側面も多いので、問題をしぼるために、今回の計画からは除外する、 (2)カルシウムをセカンドメッセンジャーとする過程は、何と言ってもトランスメンブランコントロール機構の最重要過程なので、その研究計画を充実させる、の2点に関して修正し、その修正された構想に基づいて新たに昭和63年度発足重点領域申請書を作成し、昭和62年3月、文部省に申請した。 2.シンポジウムの開催。 また、昭和61年12月15日には、東京大学医学部構堂において、シンポジウム「トランスメンブランコントロール」を開催し、(1)発生分化過程とイオンチャンネル〔高橋国太郎〕、(2)アセチルコリンとCカイネース[栗山煕]、(3)アドレノセプターを介する心筋収縮性制御機構[遠藤政夫]、(4)脳情報伝達-遺伝子移入再構成系による一解析[野村靖幸]、(5)血小板のトランスメンブランコントロール[日高弘義]、(6)細胞膜裏打ち構造とその【Ca^(2+)】制御[祖父江憲治]、の6題の興味ある講演が行われ、活発な討論と相まって、出席したこの分野の研究者に大きな刺激を与えた。
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