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医療用陽子線加速器施設の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61308020
研究種目

総合研究(B)

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関筑波大学

研究代表者

稲田 哲雄  筑大, 基礎医学系, 教授 (50114038)

研究分担者 福本 貞義  高エネルギー物理学研究所, 教授 (90029637)
平尾 泰男  東京大学, 原子核研究所, 教授 (10013351)
坂本 澄彦  東北大学, 医学部, 教授 (20014029)
北川 俊夫  筑波大学, 臨床医学系, 教授 (80076942)
阿部 光幸  京都大学, 医学部, 教授 (00025587)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード陽子線 / 癌治療 / 加速器 / 照射装置 / コスト-ベネフィット
研究概要

本総合研究は、近年すすめられてきた陽子線による癌治療の成績が優れていることから、これをより効果的な療法に発展させるための適切な施設を開発することを目的とした。とくに米国においては、マサチューセッツ総合病院がハーバード大学サイクロトロンを利用して800例を超える癌症例について高い制御率をしめし、我国では筑波大学粒子線医科学センターおよび放射線医学総合研究所における陽子線治療成績が、多くの癌研究者からなる検討委員会によって高く評価されている。しかしながら、これらの施設は当初から陽子線治療を目的として建設されたものではないので、陽子ビームの性質は満足すべきものとはいえず、また時間的、空間的にも制御が多い。本研究では、十分な癌症例数を治療する規模の病院内に設置しうることを条件として、陽子線治療の特徴を発揮しうる医療施設とはどのようなものであるか、について答えることを意図した報告書を作成した。適切な加速器,照射装置,建屋の例を示し、これについてのコストベネフィットを試算した。この報告書で提案した医療用陽子加速器施設は、この意図に対して現段階では満足すべきものと考えられる。このような施設の早急な実現によって、良質の治療を期待する多くの癌患者の社会復帰への助けとなることが切望される。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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