研究課題/領域番号 |
61420002
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
天文学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田原 譲 (1988) 名古屋大学, 理学部, 助手 (10135296)
長瀬 文昭 (1986-1987) 名古屋大学, 理学部, 助教授 (00022690)
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研究分担者 |
長瀬 文昭 宇宙科学研究所, 宇宙圏研究系, 助教授 (00022690)
田原 譲 名古屋大学, 理学部, 助手 (10135296)
早川 幸男 名古屋大学, 学長 (60022498)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
15,100千円 (直接経費: 15,100千円)
1988年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1987年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1986年度: 8,700千円 (直接経費: 8,700千円)
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キーワード | X線天文学 / X線反射望遠鏡 / ポリイミド / トンネル顕微鏡 / X線反射鏡 / X線望遠鏡 / ポリイミドフィルム / X線散乱 / 表面粗さ / ポリイミド・フィルム / レプリカ法 / ディッピング法 |
研究概要 |
本年度は、三年計画の最終年度として、X線薄型多重望遠鏡のプロトモデル2号の製作とその性能評価をめざして研究を進めてきた。 プロトモデル2号の製作については、若干の遅れはあるが、有効直径240mm、ミラー長100mm2段の望遠鏡を設計・製作してきた。ミラー本体はアルミでできており、1段目と2段目の間及び円周方向48本のミラーサポート治具に対する微調機構をつけた。この微調機構については、単独の円錐鏡に対するアラインメントにより、その有効性を確認した。プラスチック(ポリイミド・フィルム)で作る円錐鏡については、アルミの円錐金型を数μmの精度で精密加工により製作し、この金型を用いて製作したものが、当初の目標である3分角の角分解能を満たすことを確認した。また大量に作られた円錐鏡のミラー本体枠に組み込む前の歪み評価システムとして、大面積の可視当平行ビームと、画像解析装置からなる光学評価システムを製作した。これによりmm以上のスケールにおける歪みを、効率的に評価する手法が確立した。 一方X線鏡面としてのミクロなスケールにおける粗さ評価の方法として、従来のX線散乱測定法に加えて、走査型トンネル顕微鏡による測定を試みた。その結果、1μmスケール以下数〓の横スケールの領域に対して、高さ方向数〓の精度で評価することができることがわかった。これは今後鏡面評価の有力な方法となる。 X線による結像評価システムでは、X線望遠鏡を真空槽内で、X線ビームに対して垂直に走査する駆動システムを製作した。X線検出器のシステムについては、計画が遅れており現在整備中である。
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