研究課題/領域番号 |
61420010
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
坪野 公夫 東京大学, 理学部, 助教授 (10125271)
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研究分担者 |
三尾 典克 東京大学, 理学部, 助手 (70209724)
森本 喜三夫 高エネルギー物理学研究所, 教授 (10011579)
大和 壮一 東京大学, 理学部, 学振特別研究員 (10183774)
藤本 真克 東京大学, 東京天文台, 助教授 (90107475)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
20,900千円 (直接経費: 20,900千円)
1988年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 19,000千円 (直接経費: 19,000千円)
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キーワード | 重力波 / かにパルサー / 中性子量 / パルサー / 相対性理論 / 共鳴型重力波アンテナ / 連続重力波 / 超新星爆発 / 中性子星 / 一般相対性理論 / 宇宙物理 / 極低温 / 重力波アンテナ / 低温 / 超新星 / 重力崩壊 / トランスデューサー |
研究概要 |
1)アンテナの共振周波数が低いため、厳重な防振を施し外部からの擾乱を防ぐ必要がある。そこで室温の真空中にステンレスのおもりとバネを多段に重ねた防振系を開発し、そこから細いワイヤーでアンテナを吊り下げる形式をとった。これによって十分な防振効果が得られることが実験的に確かめられた。クライオスタットの内部から発生する雑音に関しては、液体窒素を使用しないガスシールに方式なので、液体ヘリウムの泡だけを問題にすればよく、これは十分に小さいことが確かめられている。 2)重力波アンテナの較正装置の製作が行なわれた。これは回転体が発生する変動重力場を利用するもので、発生器と受信器の距離を変えながら相互作用の強さを測定することにより、ニュートン力学をもとにアンテナの感度が求められる。また、この実験のために必要なコールドダンピングの技術的問題も検討され、適用可能であることがわかった。 3)低温を長時間維持するために必要な装置類や、データ採録関係および解析装置等の周辺機器の製備が行なわれた。 4)重力波アンテナの出力を解析するための、最適化フィルターなどの研究が行なわれち。ねらう信号の周波数がわかっている場合には、データ処理の方法として長時間フーリエ積分が最も有効であることが判った。 5)岡山天体物理観測所において、光学望遠鏡を用いた、かにパルサーの光パルスのタイミング観測を1年に2回行なった。これによって重力波アンテナの出力の長時間積分が可能になる。
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