研究課題/領域番号 |
61420037
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築計画・都市計画
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
宮沢 鉄蔵 宇都宮大学, 工学部, 教授 (60083888)
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研究分担者 |
尾立 弘史 宇都宮大学, 工学部, 助手 (30083893)
千賀 裕太郎 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (90142231)
永井 護 (永井 譲) 宇都宮大学, 工学部, 助教授 (70092567)
藤本 信義 宇都宮大学, 工学部, 教授 (00016510)
古池 弘隆 宇都宮大学, 工学部, 教授 (70178177)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
1988年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1987年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
1986年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | アメニティ / アイデンティティ / 評価 / 自然・歴史資源 / 水縁空間 / ニュー・メディア / イヴェント / 地域分類 / 景観構造 / 親水空間 / CATV / 山あげ祭 / 栃木県内市町村 / アメニティ要素 / 地方小都市 / 那珂川流域 / 山あげ / 蔵の町並 / 親水 / 要素結合 / 地域類型 / 山上げ |
研究概要 |
都市が機能性、利便性のみを追いかけてきた反省として、現在、都市環境にアイデンティティ、アメニティがもとめられている。地方小都市も同様であるが、生活環境整備の手法が大都市のそれとは根本的に異なるにも拘らず、大都市の手法が安易に導入されている現状であり、地域によっては在来の生活環境との間に乖離を生じている状況もみられる。一方、地域研究の方でも、小都市のアメニティ、アイデンティティに関する評価手法は未だ確立されていない状況である。本研究では、地方小都市のアメニティ、アイデンティティの評価手法の確立を目指して、研究を行った。 研究成果の概要は、ほぼ次のようになる。先ず、研究の目的にかんがみ、アメニティ、アイデンティティの評価視点の重層性を確認した上で評価視点の秩序付けを行った。次に、研究分担者の専門分野別に、アメニティ、アイデンティティにとって重要と考えられる具体的なテーマを選定し、分野別に評価の手法を検討した。専門分野の主要テーマは自然・歴史資源、水縁空間、ニュー・メディア、イヴェント、地域分類、住民意識である。次に、上記の専門分野別評価に基づき、また、全国事例地の調査を参考にして、アイデンティティとアメニティの関係について考察を試み、さらに、環境造成に関するアメニティ・コードを作成した。アイデンティティはアメニティ造成の際の与件となること、アメニティは社会的背景に基づく総体的価値観であること、アメニティ・コードは大きく5つの条件に分類出来ることを提示した。最後に、新しい造成地、古い町並みの2つのモデル地区を選定し、アメニティ、アイデンティティを考慮した場合の計画の提示を試みた。 本研究の進め方は、初年度に於て研究分担者が共通の調査地で調査を行い、共通課題を認識し、次年度からは、個別に調査を行った成果を持ち寄り、評価手法を検討するという方法をとった。
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