研究課題/領域番号 |
61440039
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
青山 英康 岡山大学, 医学部, 教授 (40032875)
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研究分担者 |
三浦 望慶 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (40023600)
尾瀬 裕 岡山大学, 医学部, 講師 (50144746)
井谷 徹 岡山大学, 医学部, 助教授 (00072661)
小寺 良成 岡山大学, 医学部, 助手 (10186710)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
14,000千円 (直接経費: 14,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1987年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1986年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
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キーワード | 表面電極筋電図 / 作業中局所筋負担の評価 / 疲労の自己評価法 / 筋電図波型分析 / 筋電図電位分布分析 / 筋電図周波数分析 / 筋疲労 / 作業中筋負担 / 静的筋負担 / APD分析 / ドリル作業 / VDT作業 / 作業面高 / 熟練度 |
研究概要 |
本研究においては、作業中の局所筋負担の評価方法を確立することを目的として、3種類のパーソナルコンピュータによる筋電図分析法を開発し、その有用性を検討した結果、以下の結論を得た。 1)今回開発したAPD分析方法は、作業中の筋負担量を連続的にかつ総合的に把握するために有用である。 2)筋収縮持続時間分布分析法は、APD分析法の欠点である筋収縮の持続時間要因を考慮し、作業中局所筋負担を評価することが可能であることが明らかとなった。 3)作業中の局所筋疲労検査法として、バンドパスフィルターを用いた筋電図周波数分析法を開発し、ぶどう摘果・袋掛け作業中の肩腕部筋群を対象に有用性の検討を行った。その結果、作業にともなって低周波成分が多くなる所見が認められ、本方法を局所筋疲労検査方法として用い得ることが明らかとなった。 4)以上のごとく、局所筋負担レベルを筋電図学的に評価するために今回開発した3種類の筋電図分析法は、それぞれ作業中局所筋負担を評価する上で有用であることが明らかとなり、本研究の当初の目的は達成されたと考えられる。今後は、今回開発した筋電図分析法を用い、作業中の局所筋負担の状況を実験室および実際の作業現場に於て評価するとともに、それらのデータをもとに作業中局所筋負担の軽減策を検討する予定である。
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