研究課題/領域番号 |
61440070
|
研究種目 |
一般研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
高見沢 裕吉 千葉大学, 医学部, 教授 (60009107)
|
研究分担者 |
大崎 達也 千葉大学, 附属病院, 助手 (60185238)
河田 誠 千葉川鉄病院, 産婦人科, 部長
稲葉 憲之 千葉大学, 医学部, 講師 (70114238)
関谷 宗英 千葉大学, 医学部, 助教授 (00092065)
松井 英雄 千葉大学, 医学部, 助手 (70190395)
富田 善身 千葉大学, 医学部, 講師 (70015840)
|
研究期間 (年度) |
1986 – 1988
|
研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
|
配分額 *注記 |
22,500千円 (直接経費: 22,500千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 19,000千円 (直接経費: 19,000千円)
|
キーワード | ヒト絨毛癌培養細胞株 / 培養上清 / 血管新生因子 / 部分精製 / バイオアッセイ / 腫瘍血管新生因子 / 抽出精製 / 家兎角膜接種法 / ヒト絨毛癌細胞株 / 異種移殖 / 腫瘍血管 |
研究概要 |
癌の増殖、血行性転移に関与すると考えられる血管新生因子(tumor angiogenesis factor,TAF)について、絨毛癌モデルを用いて検討し、以下の結果が得られた。 1)5種のヒト絨毛癌培養細胞株を用いた。 2)培養細胞株の異種移植による腫瘍の増殖は、腫瘍組織の視野当りの新生血管数と相関した。 3)新生血管数は培養細胞株の分泌するバイオアッセイによるTAF活性と相関した。 4)最もTAF活性の高い培養細胞株VeWoの培養上清を材料として、TAFの抽出を試みた結果、ゲル濾過で分子量10,000以上の蛋白分画に認められた。 5)更にTAFの部分精製を各種クロマトグラフィーで行ったところ、5.6倍の部分精製TAFが得られ、分子量30,000〜45,000の酸性蛋白質で、等電点が4.5〜6.5にあり、ヘパリン親和性を示さないことが判明した。 今後TAFが精製され、そのアミノ酸配列が決定されれば、バイオテクノロジーによる量産も可能となり、死因の上位を占める癌その他の疾患の、診断と治療に貢献するものと考えられる。
|