研究課題/領域番号 |
61450023
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
船津 衛 東北大学, 文学部, 助教授 (90047184)
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研究分担者 |
長谷川 計二 東北大学, 文学部, 助手 (00198714)
永井 彰 東北大学, 文学部, 助手 (90207960)
佐藤 勉 東北大学, 文学部, 教授 (10004037)
斎藤 吉雄 東北大学, 文学部, 教授 (10004029)
佐久間 政広 東北大学, 文学部, 助手 (30187075)
秋葉 節夫 東北大学, 文学部, 助手 (90192905)
大関 雅弘 東北大学, 文学部, 助手 (10185259)
片瀬 一男 東北大学, 文学部, 助手 (30161061)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1986年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | コミュニケーション / 地域社会 / 地域情報 / CATV |
研究概要 |
東北地方におけるCATVは、そのほとんどが山間部や新幹線による電波障害の難視聴対策のものであり、自主放送施設となっているのは、八戸市の南部ケーブルネットワーク、花巻市のみちのくメディコム、釜石市の釜石テレビ、一関市の一関テレビ、気仙沼市の気仙沼有線テレビ、酒田市の酒田ケーブル・テレビの6つである(昭和63年3月現在)。しかも、その多くは、営業内容、番組編成、バックアップ体制において、きわめてきびしい状態におかれている。 これらのCATVの番組内容は、行事・催物、行政・広報など身近な情報や地域の情報からなるローカル・ワイド・ニュース、映画・音楽、教育・教養、また、お祭りや市議会の中継が多くなっている。しかし、その視聴率は、一般のテレビ番組に比べて極端に低い状態である。 他方、人々の日常的な地域情報接触は、天気・気象、産業、身近な出来事、行事・催物、災害に関するものが多い。そして、地域情報要求としては、産業、行政、医療・福祉、文化・教育が多くなっている。したがって、「地域情報」の構成としては、身近な情報、地域の情報、および行政と産業の情報をベースに、医療・福祉、文化・教育、そして災害の情報がその上に存在しているといえる。 CATVの今後のあり方としては、まず、身近な情報、地域の情報の伝達にいっそう努めるとともに、行政や産業の情報についても、その内容を拡大し、さらに、文化・教育、医療・福祉に関する情報を新たに開拓していき、また、地域の特性に応じて、災害情報の迅速かつ正確な提供に力を入れていく必要がある。これらのことによって、CATVは、今後、地域情報メディアとしての機能を十分に発揮することが可能となろう。
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