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道徳教育における宗教教育の意義に関する基礎的研究-日・独・米の比較を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 61450039
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関国際基督教大学

研究代表者

讃岐 和家  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (30052210)

研究分担者 下山田 裕彦  静岡大学, 教養学部, 教授 (00022286)
林 昭道  国際基督教大学, 教養学部, 助教授 (30119060)
立川 明  国際基督教大学, 教養学部, 準教授 (70119056)
デューク B. C. (デューク B.C.)  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (20052227)
川瀬 謙一郎  国際基督教大学, 教養学部, 教授 (90052208)
佐藤 尚子  国際基督教大学, 教養学部・教育研究所, 所員
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1987年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1986年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード道徳教育 / 宗教教育 / キリスト教教育 / 宗派学校
研究概要

学校で行われる宗教教育は, 知性の教育と情操の教育にも意義をもつものであるが, 道徳教育にも大きな役割をもっている. 人間は道徳の実践において, 崇高で且つ絶対的な道徳法則の存在を意識しているが, この意識のうちにあるものは超越的な絶対者の存在であり, 宗教性はすぐれて道徳的実践をうながす原動力だからである. 道徳教育における宗教教育の意義に関して, 以上のような統一的把握にたって研究を進めた.
1.歴史的検討
ヨーロッパの教育思想において, 教育は宗教と密接な関係をもち, 宗教特にキリスト教の働きなくして, 近代教育思想は成立しなかった. それらの例を著名な教育家コメニウス, ペスタロッチに見ることができよう. アメリカにおいても, 戦後日本の教育に多大な影響を与えたデューイの思想は宗教的な外形を捨て去ってはいるものの, その大事な内実をつかみ出していると考えられる.
2.理論的検討
(1)O.F.ボルノーの道徳教育論
教師は児童・生徒の「良心」に訴えてそれを目覚ますことによって, 道徳的意識・態度へと導いていく必要があることが把握されているが, 児童・生徒の側に生起する「覚醒」は, 宗教的な回心のような体験として, また「恩寵」のようなかたちである.
(2)R.シュタイナー
現代の生活が科学的になっていくにつれて, 知性主義が教育に侵入し, 人間の心意生活を否定する. 人間が直接的に感じとる心的なのもは, 霊魂として, あるいは超感覚的な世界の問題として提示される. このようにして人間の主体性が取もどされる.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 讃岐和家: 日本の神学. 26号. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 立川明: 国際基督教大学研究紀要 教育研究. 29号. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 立川明: 日本の教育史学. 30集. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋浩: 国際基督教大学研究紀要 教育研究. 29号. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 城塚登(編): "社会思想史入門(改稿版)" 有斐閣, (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 下山田裕彦: "教育の理想と人間形成" 川島書店, (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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