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現代口語英語の用活調査

研究課題

研究課題/領域番号 61450060
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 英語・英文学
研究機関京都大学

研究代表者

豊田 昌倫 (豐田 昌倫)  京都大学, 文学部, 助教授 (30029681)

研究分担者 山梨 正明  京都大学, 教養部, 助教授 (80107086)
渡辺 和幸  滋賀大学, 教育学部, 教授 (80085167)
研究期間 (年度) 1986 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード現代英語 / 現代口語英語 / 英語の用法調査 / 現代国語英語 / 国語英語の用法 / 国語英語の特徴 / 国語英語の音声面 / 国語英語の統語論 / 国語英語のスタイル / 国語英語の文体
研究概要

本年は当研究の最終年度にあたり、研究のまとめの段階に入って現代口語英語の用法調査の成果がえられたので以下にその概要を報告する。
1.現代口語英語の音声面については、とくに"Surreptitious conversation"のテープの活用により、口語英語の"camnected Speech"としての特徴を明らかになることができた。また、たとえば反復という言語特徴がどのように実現されているかについても、Bblitz(1988)、Brown(1977)はどの所説を検討してその独自性を明らかにすることができた。なお、音声面では会話、ニュース放送、演説等のスタイルの相違との関連性にも留意した。
2.現代口語英語の統語、文体面については、文語体との相違の検討に重点をおいて検討を行った。語学に関しては口語英語では本学語の比率がきわめて高く、主として単音節で具体的な語が使用される傾向にあることが指摘され、これは口語英語の著しい文体特徴をなすといってよい。統語面では文よりも節(clause)を分析の単位と考えて、収集したテープとJ,Svartvih & R,Qnirk、A Cavpus of Eiglish Conversation(1980)および、D.Cnystae&D.Davy,Advanced Canversation al Engresh(1975)の記述を対比させて、検討を行い、とくに論評節(Comment clause)の重要性および表現上の"approxmafion"といった現象を具体的に検証し分類記述を試みた。文体面では、節と節との連絡の仕方に着目して複雑さの度合の測定を試みたが、一般に口語英語の結束性は文語英語に比較して単純であり、いわゆる"elegant variation"が欠徐している事実が明らにされている。
従来、英文法の記述は文語を資料としたものが圧倒的に多数を占めているが、本研究ではこれまで光の当てられる機会の少なかった口語英語の特徴を明らかにした事に、意義が認められるであろう。

報告書

(3件)
  • 1988 実績報告書
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書

研究成果

(15件)

すべて その他

すべて 文献書誌

  • [文献書誌] 豊田昌倫: 英語青年. 6月号. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 豊田昌倫: 英語青年. 2月号. 587-588 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 豊田昌倫: 現代英教育. 1月号. 6-8 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 豊田昌倫 著: "ことばの働きーテクスト構造についての8講ー" 紀伊國屋書店, 1-290 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 山梨正明: "比喩と理解" 東京大学出版会, 1-204 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 豐田昌倫: 「時事英語研究」. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺和幸: 「英語教育」. 17-19 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 山梨正明: 「日本語学」. 87-6. 26-36 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 山梨正明: 『言語学の視界』(小泉保教授還暦記念論文集). 39-72 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 豐田昌倫(翻訳・解読)G.リーチ他著: "『現代英語文法-基礎篇』" 紀伊国屋書店, 328 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 豐田昌倫: 啓林. 30. 3-5 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 豐田昌倫: 啓林. 31. 3-5 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 山梨正明: 学習と対話研究資料集. 3. 1-20 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 山梨正明: 情報処理. 27(8). 862-867 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 渡辺和幸: 英語のキーワード(時事英語研究・別冊). 124-137 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-30   更新日: 2016-04-21  

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