研究分担者 |
中道 真木男 国立国語研究所, 日本語教育センター教材開発室, 主任研究官 (70150034)
正保 勇 国立国語研究所, 日本語教育センター第三研究室, 室長 (10098725)
日向 茂男 国立国語研究所, 日本語教育センター教材開発室, 室長 (20099914)
西原 鈴子 国立国語研究所, 日本語教育センター第二研究室, 室長 (60189298)
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研究概要 |
単語・連語をはじめとして文型にまで及び種々の語彙要素を現実のテクストから収集して, 教育における指導要素としての観点から分類し, 各々について問題となる語法上・意味上の特性を明らかにすることを目的として, 次の作業を行った. 1.資料分析 前年度に収集した言語資料を用い, 各語の用法を分類して多少とも固定した形式が認められる例を収集した. これらを合成語・連語・慣用的句・文型などに分類し, その類型をリストアップする作業に着手したが, 当初の目的である各類ごとに教授上の問題点を予測する課題については, 断片的な知見を得たにとどまり, 今後の分析にまつこととした. 2.特定観点からの用法分析 副詞の用法分類に例をとり, それぞれの用法における意味の表れを考察して理解上の問題点を予測した. この内容は分担者, 西原の執筆により論文として報告集におさめられた. 3.外国語との対照 日本語の慣用句に例をとり, その意味分析とインドネシア語における類似表現との対照を行った. この内容は分担者, 正保の執筆により報告集におさめられた.
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