研究分担者 |
田中 正義 神戸常磐短期大学, 助教授 (70071397)
藤原 守 大阪大学, 核物理研究センター, 助手 (00030031)
板橋 隆久 大阪大学, 核物理研究センター, 講師 (20112071)
小方 寛 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (30025324)
福田 共和 大阪大学, 理学部, 助手 (50116092)
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研究概要 |
この研究は, 核物理研究センターでのカスケード計画(陽子エネルギー400MeV, K=400)に於いて, 偏極陽子, 偏極重陽子による原子核の研究に更に, 偏極軽重粒子を加えて, 多様な原子核の研究を進めることが目的である. 本計画により, 3Heの偏極イトン源を製作することにより, この研究計画の延長として, 偏極重粒子生成の方法を実証することができる. イオン源の性能としては, 現在分析電磁石のあとでファラディカップの電流測定ではH'e^+ 300μA, その1〜2%がHe^<++>であった. この時マイクロ波出力はおよそ400W, 引出電圧2KV, 真空度52×10^<-5>Torrである. この出力電流はほゞ期待される電流値と考えられるがH^+_2の寄与も考えられるので3He^<++>の収量を早急に確認する必要がある. 又引出電圧を更に高くすることにより, ビームの性質, 引出高率, 等が一層改善されることが期待される. 将来, ラングミュアー探針等を導入して当初予測したプラズマ特性が実現されているか研究すべきであろう. 更に荷電変換効率等偏極重イオン生成に対する基本的データの収量が進展するであろう.
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