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パルス音圧法による誘電体中の蓄積電荷分布測定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61460120
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 電力工学
研究機関武蔵工業大学

研究代表者

高田 達雄 (高田 逹雄)  武蔵工業大学, 工学部, 教授 (10061532)

研究分担者 戸田 耕司  , その他
研究期間 (年度) 1986 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード空間電荷 / 空間電荷分布測定 / 電子線照射 / 固体絶縁材料
研究概要

有機化学技術の発展により優れた高分子絶縁材料が生み出され, 広く電気電子機器の絶縁や構造材料に使用されている. 絶縁性が著しく優れている材料に直流高電界が印加されていると電荷が蓄積される. このことは経験的にわかっているが, それを正しく測定する手法を我々は持っていなかった. 最近になり, その電荷分布を知りたい要望が多分野で起り, 分布測定が試みられている. 我々のグループでは, パルス静電応力法を開発できたので, 次のような点について研究を進めて来た.
(1)蓄積電荷減衰の温度依存性.
電子線ビームをPMMA中に照射して, 電荷を蓄積させる.
その電荷の漏れは熱的励起に強く依存しているので, 電荷減衰の温度依存性を調べている. 実験の途中であるが, ガラス転位温度近くの温度になると電荷の漏れは著しくなる結果を得ている.
(2)高電界印加による電荷注入の観察.
絶縁材料に高電界を印加すると電極から電荷の注入が起こる. この電荷注入の経時変化をパルス静電応力法を使って測定を開始した. 直流高電圧の電力ケーブル内の空間電荷の形成を観察したい要望が強いためである.
(3)データプロセシング技術の開発.
パルス静電応力法による信号は直接に電荷分布を示すことはできない.
それは検出素子の伝達関数が一定でないためである. そこで伝達関数をあらかじめ測定してデコンボリゥションにより電荷分布を算出している.
このデコンボリゥション技術は一応完成した.

報告書

(2件)
  • 1988 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 高田達雄,櫛部秀文,前野恭: 電気学会論文誌A. A-106. 118-124 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] C.M.Cooke,前野恭,K.N.Wright,櫛部秀文,高田達雄: IEEE,International Conference on Conduction and Breakdown in Solid Dielectrics. (F2). (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] C.M.Cooke,前野恭,K.A.Wright,櫛部秀文,高田達雄: IEEE,Conference on Electrical Insulation and Dielectric Phenomena. (8-3). 444-449 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 高田達雄: IEEE.Trans.on Electrical Insulation. EI-21. 873-879 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2018-02-02  

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