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マイクロプロセッサの立体アレイによる3次元情報の高速処理に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61460134
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 電子通信系統工学
研究機関神戸大学

研究代表者

前川 禎男  神戸大学, 工学部, 教授 (20031057)

研究分担者 松田 秀雄  神戸大学, 工学部, 助手 (50183950)
雛元 孝夫  神戸大学, 工学部, 講師 (50031141)
金田 悠紀夫  神戸大学, 工学部, 助教授 (80107979)
和田 耕一  神戸大学, 大学院自然科学研究科, 助手 (30175145)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード多次元ディジタル信号処理 / 多次元ディジタルフィルタの設計 / 多次元ディジタルフィルタの構成 / マイクロプロセッサ並列処理
研究概要

多次元巡回形ディジタルフィルタを状態空間モデルを用いて有限語長で実現する場合, 実際に得られた伝達関数は元の伝達関数と一致しないのが普通である. このずれを最小にするフィルタ構造を合成するために, 係数の感度を定義し, その大きさが可制御性グラミアンと可観測性グラミアンによって表わされること, 及び等価変換行列に左右されることを示し, 状態変数にスケーリングの制約がない場合及びある場合について, それぞれ感度最小フィルタ構造の合成法を開発した. 次に, 多次元巡回形ディジタルフィルタに対するリアプノフ安定定理を導出し, この条件が成立するための必要十分条件を導いた. さらに, 有限語長実限に起因する加算のオーバーフローによるリミットサイクルが発生しないための十分条件を示した. これらは従来の理論を特別な場合として含む, 安定な一般的なものである. また, この多次元リアプノフ安定定理に基づく多次元巡回形ディジタルフィルタの設計法も開発した.
多次元情報の高速処理については2種類の並列処理方式を考案した. 1つは多次元データの1標本点に1つのプロセッサを対応させ, 複数の標本点を同時に処理する方式である. 他の1つは1標本点を複数のプロセッサで処理する方式である. これらの併用により高並列処理が可能になる. 試作機では, プロセッサとしてDSP4台の他にホストとしてPCー9801を用いている. ホストは各メモリへのプログラム, データの書き込み, DSPのセット及びリセット,処理結果の回収等を行う. 2種類の並列処理方式を実現するために, 2つのデータバスが用意されている. 1つは完全結合方式でDSP間のデータ転送が効率よく行われる. 他は, 各メモリとも4つのDSPからアクセスできるが, 読み出しと書き込みとではアクセス方法が異なるものである. 現在, この実験システムは試作中である.

報告書

(2件)
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (25件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (25件)

  • [文献書誌] T.Hinamoto: Proc.IEEE Asian Electronics Conference. 25-28 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 電子情報通信学会論文誌A分冊. 70-A. 1760-1766 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hinamoto: Journal of the Franklin Institute. 325. 27-47 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hinamoto: Journal of the Franklin Institute. 325. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hinamoto: IEEE Trans:on Circuits and Systems. 35. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 電子情報通信学会論文誌A分冊. 71-A. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hinamoto: Proc.1988 IEEE International Symposium on Circuits and Systems. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hinamoto: Proc.1988 IEEE International Symposium on Circuits and Systems. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 電子情報通信学会論文誌A分冊. 71-A. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hinamoto: IEEE Trans,onCircuits and Systems. 35. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 電子情報通信学会,回路とシステム研究会資料(CAS87-150). 85-90 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 昭和62年電気関係学会関西支部連合大会講演論文集. (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 第2回ディジタル信号処理シンポジウム講演論文集. 51-56 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 第2回ディジタル信号処理シンポジウム講演論文集. 57-62 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 情報処理学会第36回全国大会講演論文集. 1833-1834 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 第32回システムと制御研究発表講演会講演論文集. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 電子通信学会論文誌A分冊. 69-A. 1531-1539 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 電子情報通信学会論文誌A分冊. 70-A. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hinamoto: Journal of the Franklin Institute. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hinamoto: Proc.1987 IEEE International Symposium on Circuits and Systems. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hinamoto: Proc.1987 International Conference on Digital Signal Processing. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 電子情報通信学会創立70周年記念総合全国大会講演論文集. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 電子情報通信学会創立70周年記念総合全国大会講演論文集. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 第31回システムと制御研究発表講演会論文集. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 雛元孝夫: 第31回システムと制御研究発表講演会論文集. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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