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発掘遣構による日本中世住居の復原的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61460189
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 建築史・建築意匠
研究機関奈良国立文化財研究所

研究代表者

宮本 長二郎  奈良国立文化財研究所, 建造物研究室, 室長 (60261252)

研究期間 (年度) 1986 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード中世住居 / 掘立柱建物 / 竪穴住居 / 鎌倉時代 / 室町時代 / 縄文時代集落 / 弥生時代集落 / 古墳時代集落 / 古代集落 / 中世集落 / 竪穴住居と掘立柱建物 / 高床式建物 / 半地下式住居
研究概要

日本の住居建築史において、鎌倉・室町時代は現存建物や発掘調査資料が少なく、研究が最も遅れている時代である。しかし、この10数年来の全国的な開発による発掘件数の増加にともなって、中世住居址が古代以前の遺構と重複し、あるいは中世集落址が多く発見されるようになった。今年度は西日本を中心にして、中世住居址の収集を行い、過去2年度を合わせると東北地方540、中部・北陸地方180、近畿地方360、中国・四国地方470、九州地方250の合計1800棟余の住居址を収集し、遺構平面図とともにカード化した。岐阜・山梨・三重・山口・島根県がまだ未収集であり、今後はこれらの県の資料の収集と既にカード化を終えた資料の分析を行う予定である。
成果としては、資料収集の過程で、平安時代中頃、鎌倉時代末期、室町時代末期に全国的規模で住居形式に大きな転換期があることが明らかになった。とくに、平安時代から鎌倉時代にかけての時期に住居形式は柱間2m前後で、桁行5〜10間、梁行3〜5間程で、屋内の全ての柱通りに柱を立てる、いわゆる総柱建物形式となっている。この形式は室町時代には消滅して、上屋と下屋構造の近世につながる形式に変化するが、突然変移ともいえる鎌倉時代の住居の具体的な構造や、その発生原因については全く不明で、今後の研究の重要な課題である。

報告書

(4件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 宮本長二郎: 古代史復原. 2. 85-112 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 宮本長二郎: 季刊・考古学. 第23号. 65-68 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 宮本長二郎: 建築史学. 第10号. 109-114 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 宮本長二郎: 奈良国立文化財研究所研究論集. 第8集. (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 宮本長二郎: 古代史復元. 2. 85-112 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 宮本長二郎: 季刊・考古学. 第23号. 65-68 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 宮本長二郎: 建築史学. 第10号. 109-114 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 宮本長二郎: 建築史研究. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木公雄編: "「縄文人の生活と文化」古代史発掘新版2巻" 講談社, (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2021-12-14  

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