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農業土木構造物に使用されるコンクリート製品の凍害に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61460215
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 農業土木
研究機関岩手大学

研究代表者

高橋 和雄  岩手大学, 農学部, 教授 (60003737)

研究分担者 藤居 宏一  岩手大学, 農学部, 助教授 (00032574)
研究期間 (年度) 1986 – 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
キーワードコンクリート製品 / 凍害 / 連行空気 / 凍結融解作用 / 振動機 / 気泡 / 蒸気養生 / 硬化コンクリート / AEコンクリート / 耐凍性 / 間隔係数 / コンクリート既製品 / 空気量 / 耐久性 / 硬化したコンクリートの性質 / 圧縮強度 / スランプ / 水セメント比 / 最大寸法(粗骨材)
研究概要

1 蒸気養生工程を経たコンクリートでも連行空気が凍結融解作用に対して大きな抵抗力をもつ。しかも前置き時間の短かい1日2工程で成形した供試体についても認められた。
2 コンクリートの圧縮強度と耐久性の間には相関が認められない。コンクリートの耐久性は専ら連行空気によって左右される。
3 コンクリート製品の表面に発生した気泡面積は、凍結融解作用によつて成長する。しかし、空気を連行した製品であれば300サイクル後も崩壊などの現象は認められなかった。これに対してプレーンコンクリートでは90サイクルで崩壊している。
4 この実験結果からはコンクリート製品に連行する空気量は、生コンの状態で6.5%が限度となる。
5 空気量を生コンの状態で4.5%としたAEコンクリートでも振動後の空気量によっては凍結融解作用に対する抵抗性が期待できないこともある。
6 製品工場の振動台による空気量では、振動によって空気量が約半分に減少するのは空気量2.1%のプレーンコンクリートの場合は振動時間1分後、空気量4.5%のAEコンクリートでは2分後、空気量6.0%の場合は4分後となる。
7 この実験では、硬化後のコンクリートの連行空気量は少ないもので2.5%、多いものでは3.8%となった。
8 実測によると気泡の間隔係数は、平均220μであり最大の254μの供試体でも十分耐凍性を示した。
9 気泡の粒形分布をみると200μ程度以下の空気泡が大部分を占め、これら微細な気泡が凍害によるコンクリートの劣化を防いでいる。

報告書

(4件)
  • 1988 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (18件)

  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会論文集.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会誌. 54(11). 51-58 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高橋和雄: "現場のための実践コンクリート工学" 農業土木学会, 193 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TAKAHASHI, Kazuo: "STUDIES ON FREEZING AND THEWING DURABILITY OF PRECAST CONCRETE PRODUCTS. ( II. III. IV. V. VI)" THE JAPANESE SOCIETY OF IRRIGATION, DRATNAGE AND RECLAMATION ENGIEERING.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TAKAHASHI, Kazuo: "CONCRETE ENGINEERING FOR THE FIELD.(9) -Precast Concrete-" THE JAPANESE SOCIETY OF IRRIGATION, DRATNAGE AND RECLAMATION ENGIEERING. 54(II). 51-58 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] TAKAHASHI, Kazuo: CONCRETE ENGINEERING FOR THE FIELD.THE JAPANESE SOCIETY OF IRRIGATION, DRAINAGE AND RECLAMATION ENGIEERING, 193 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会論文集.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会誌. 54(11). 51-58 (1986)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋和雄: "現場のための実践コンクリート工学" 農業土木学会, 1-193 (1987)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会誌. 54(11). 51-58 (1986)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会論文集. 107. 65-71 (1976)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会論文集. (1989)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会論文集. (1989)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会論文集. (1989)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会論文集. (1989)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会誌. 54(11). 51-58 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会論文集. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 高橋和雄: 農業土木学会論文集. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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