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老朽溜池改修法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61460219
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 農業土木
研究機関大阪府立大学

研究代表者

中谷 三男  大阪府立大学, 農学部, 教授 (30081459)

研究分担者 石黒 覚  大阪府立大学, 農学部, 助手 (30137244)
小山 修平  大阪府立大学, 農学部, 講師 (00112540)
桑原 孝雄  大阪府立大学, 農学部, 助教授 (70081528)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
キーワード老朽溜池 / 改修I / 前乃金I / グラウト / 漏水 / 貯水池 / 改修工 / 前刃金工 / 浸透流
研究概要

前年度に引続き,老朽溜池改修法につき,現状の池の調査及び代表的事例ならびに共通的なモデルによる解析により, 改修法を具体的に検討した.
この結果以下のような成果を得た.
1.溜池データ(台帳)の整理から,全国的にほぼ同様に分布するのはやはり比較的小規模の溜池(堤高3〜10m程度)が多いことが確認できた. また,これらのうち1〜2割のものが改修の対象になっていることがわかった.
2.改修法として当面考えられているものは,前乃金I,樋管の補修及び余水吐の補強(通水断面の拡張)が主たるものである.
3.解析では,5〜15m高のものを対象に,前乃金I,中心コア法,ドレインI及びグラウトI等を想定し, それらの浸透抑制効果を検討した. 土質及び構造形式にもよるが,前乃金Iが最も効果が期待できることが判明した. しかし,その改修の程度(規模)によっては,これら各種I法を適宜組合わせることによってより効果を上ゲ得ることもわかった.
4 構造安定問題では,溜池内部斜面が貯溜による水位上昇により, すべりを生ずる可能性も地山条件によっては多々あり,堤体のみならず地山斜面にも充分溜意し, 改修を進めることの必要性も明らかとなった.
5.事例的には光明池改修(前乃金I)を対象に改修後の浸透流調再から,解析の成果を裏付ける結果も得,今後,対象となる事例について,その挙動の予測が出来る処理プログラムの基本型を作ることができた. しかし,個々の事例の検討には,その池の周辺の地質・地形及び土質等の調査の必要性があること,そしてそれらに基づいた入力条件を整えることが不可欠である. なお,以上の結果などを成果物として印刷する.

報告書

(2件)
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 桑原孝雄;中谷三男;小山修平;石黒覚: 農業土木学会誌. 55. 11-16 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 桑原孝雄;中谷三男;坂本剛彦: 農業土木学会大会講演要旨集. 62. 416-417 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 小山修平;桑原孝雄;中谷三男: 農業土木学会大会講演要旨集. 62. 310-311 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 中谷三男;桑原孝雄;小山修平;神田祥司: 農業土木学会大会講演要旨集. 62. 378-379 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 桑原孝雄,中谷三男,小山修平,他: 農業土木学会誌. 54-8. 25-30 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 桑原孝雄,中谷三男,小山修平,石黒覚: 農業土木学会誌.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 桑原孝雄,中谷三男,小山修平,石黒覚: 農業土木学会論文集.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 小山修平,桑原孝雄,神田祥司,中谷三男: 農業土木学会京都支部研究発表会講演要旨集. 43. 54-55 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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