研究課題/領域番号 |
61470002
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物理化学一般
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
舘脇 洋 (館脇 洋) 北海道大学, 触媒研究所, 助教授 (20002115)
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研究分担者 |
中村 孝 北海道大学, 触媒研究所, 教授 (50001706)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
1988年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1987年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | Cuクラスクー / 金属銅 / Na / CO / 吸着 / EELS / 励起スペクトル / アルカリ添加物 / Cu(銅)クラスター / 吸着エネルギー / CO分子 / クラスター・モデル / Cuクラスター / 電荷移動(Charge Transfer) / 結合エネルギー / 初期吸着エネルギー / SCF / 配置間相互作用(CI) / STF(Silver-type-Function) |
研究概要 |
a)61年度にはCu_1〜Cu_4クラスターの電子状態の研究及びCuNa〜Cu_4Naのそれを、b)62年度にはCu_7Na、Cu_7Na_2の研究を、c)63年度にはCu_7Na_2、Cu、Co、及びCu_7上へのNaとCOの共吸着の研究を行なう予定であった。 a)に関連して:Cu_3、Cu_4の状態密度は固体のそれに類似している。CunNa系にはエネルギー的に隣接した2個の安定状態がある。ひとつは電荷移動化合物といえるもので、NaからCu_2、Cu_3、Cu_4に0.2ー0.3個の電子が流れこむ。他のひとつは非電荷移動化合物でNaはほぼNa原子の基底状態、Cu_2、Cu_3、Cu_4もほとんどその電子状態を変えないといった吸着状態である。電荷移動型化合物の方が非電荷移動化合物より安定である。詳細は文献1参照 b)に関連して:Cu_7、Na、Cu_7Na_2に関する研究を完予させる予定であった。Cu_7に対して様々の状態に関するSCF計算を行ない基底状態に決定しに、さらにCu_7Na_2に関するSCF計算を行なったが、SCF計算ではNaの複数吸着は取り扱えない事が判明した、現在(平成元年)もこの研究は継続中である。なおElectron Energy Loss Spectra(EELS)の解析(金属銅ーCO系)をクラスターモデルで行ない成功している。詳細は文献2、その他文献3参照 c)に関連して:この中で完成した仕事はCunCOのみである。COがCunに吸着する際にはCOのCに局在化したσ電子が吸着点のCu上にある4S的電子を押しのけイオン核と直接相互作用することにより安定化する事を見い出した。固体に吸着したCOの励起スペクトルとCu_4、Cu_5COの励起エネルギーとの対応関係は良い。文献4、5参照。その他関連した仕事としては文献6、7、8を参照
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