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イネ染色体ライブラリー作製のための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61480034
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関藤田学園保健衛生大学

研究代表者

倉田 のり  藤田学園, 保険衛生大学・医学部, 助手 (90178088)

研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1987年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1986年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワードイネ染色体 / in situハイブリダイゼーション / イネ貯蔵タンパク遺伝子 / 染色体ライブラリー / 単一コピー配列 / イネ / 染色体 / 標識遺伝子
研究概要

当該研究は, イネ染色体上での遺伝子座決定を, in situハイブリダイゼーションの手法を用いて行ない, 各染色体別のジーンライブラリー作製の際の基点を作ることを目的とした. 用いる遺伝子, あるいはDNA断片は, すでに他の研究によりクローン化されたもの, およびcDNAライブラリーより単離したいくつかのDNAを用いた. ライブラリーの基点とするため, 用いるDNAはゲノム中に単一コピーの配列のものを選んだ.
イネでは, 染色体標本化が容易ではなく, in situハイブリダイゼーションの成功例もなかったので, まずハイブリダイゼーションの効率を上げるための条件設定を行った. 染色体標本は焔火乾燥法で作製後期日を置かず用いること. 3Hラベルするプローブは, dN(A,T,G,C)TPで多量ラベルするよりも用いるDNAをいくつかのサブクローンに分け, すべてのサブクローンにベクターDNAでを連結したまの状態で用いた方がよい結果を得られた.
用いた遺伝子のうち, イネ貯蔵タンパクのグルテリン遺伝子, および57Kd貯蔵タンパクをコードする遺伝子について, 染色体上の座乗位置を決定できた. グルテリン遺伝子は, K2染色体短腕中部に座乗していることを検出した. 但し, 他染色体上の一部にもハイブリダイゼーション銀粒子の出現している部分があり, この領域にグルテリン遺伝子のサブファミリーの存在する可能性が示唆された. 57Kdタンパク遺伝子は, サザンハイブリダイゼーションによりゲノム内に単一コピーで存在することがわかり, in situハイブリダイゼーションの結果, K1染色体長腕基部に座乗することが明らかとなった. この遺伝子では, 銀粒子の50%以上がこの部分に集中し, 他の領域での反応はみられなかった. 2つのクローン化遺伝子について, 染色体上の位置がわかり, 他のクローン化した遺伝子についても, いくつかの位置を決定できると考えられる.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 倉田のり, 高牟禮逸朗, 鈴木完明, 田中國介: 育種学雑誌(別冊). 37. 300-301 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鈴木完明, 高岩文雄, 田中國介, 蓬原雄三, 倉田のり: 育種学会雑誌. 302-303 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kurata, N.;Suzuki, H.;Tanaka, K.;Takaiwa, F.: Abstruct of the XVIth International Congress of Genetics. XVI. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 松尾孝嶺 編, 倉田のり, 大村武 その他: "「稲の科学」中の第1巻"稲の遺伝"" 農文協, 658 (1988)

    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] KURATA,N.: "Rice Genetics;Proceedings of the International Rice Gevetics Symposium.〔Chromosome Analysis of Mitosis and Meiosis in Rice〕" International Rice Research Institute, 932 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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