研究課題/領域番号 |
61480038
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
作物
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
中條 博良 大阪府立大学, 農学部, 教授 (80081488)
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研究分担者 |
羽生 幸夫 大阪府立大学, 農学部, 助手 (20081557)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | チ-ゼル / Dipsacus fullonum L. / 発芽最適温度 / 播種適期 / 分枝・開花特性 / 摘芯 / 追肥 / 遮光 / チーゼル / Dipsacus fullonum L / 遮光処理 / 頭花 / 苞鉤 / 降雨処理 / 地下水位 / 自花授粉 / チーゼル頭 / 花芽の分化と発育 / 窒素追肥 / カリ追肥 / 2年生植物 / 追肥量 / 花芽分化 / 根腐病 / 菌核病 |
研究概要 |
チ-ゼルは、収穫した頭花が毛織物などの起毛の道具として利用される極めて特殊な作物であるが、栽培、利用の歴史はヨ-ロッパでは13世紀に、日本でも明治初期に遡る。しかし、この作物に関する研究は殆ど行われていない。そこで、3年間における本研究によって、この作物の栽培および品質に関する基礎的な研究を行なって次の成果を得た。 1.発芽の最適温度は24〜28℃と比較的低い。 2.種々の時期に播種を行なって生育および収穫物を調査した結果から、播種の適期は慣行よりも遅い4月ないし5月である。 3.主茎の上位4〜6節から第一次分枝が対生し、さらに第二次分枝、第三次分枝、第四次分枝が対生し、それぞれの分枝の先端に頭花が着生する。頭花数は1個体で60〜100に達した。最初に開花した頭花と最後に開花した頭花との開花日の差は40日にもなった。 4.頭花は、総苞分化、苞の分化、伸長、湾曲を経て完成する。苞の分化、伸長、湾曲は何れも頭花の基部の小花から始まり、先端の小花で終る。主茎の頭花では、花芽分化は2月下旬に始まり、約100日後の6月上旬に開花した。分化開始が遅れるに従って、頭花の大きさは小さくなった。 5.主茎の頭花よび第二次以上の分枝を摘除すると、残された第一次分枝の頭花は、開花期が早く、大きくなり、頭花間の差は小さくなった。 6.窒素の追肥によって、頭花は大きくなったが、窒素含有率が高くなった。カリ追肥の影響は明らかでなかった。 7.頭花の発育に及ぼす遮光の影響は処理の時期および程度によって異なり、初期の軽度の遮光は頭花を細長くした。 8.降雨処理によって、頭花は小さくなり、苞銅数は少なくなった。地下水位の影響は認められなかった。
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