研究課題/領域番号 |
61480121
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
薬理学一般
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研究機関 | 国立循環器病センター |
研究代表者 |
今井 正 国立循環器病センター, 薬理部, 部長 (40049010)
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研究分担者 |
渡辺 卓司 蛋白質研究奨励会ペプチド研究所, 研究員
島 雅昭 国立循環器病センター, 薬理部, 研究生
根東 義明 国立循環器病センター, 薬理部, 研究生 (00221250)
古関 千寿子 国立循環器病センター, 薬理部, 研究員 (80134534)
AKABANE Satoshi National Cardivascular Center
WATANABE Takushi Peptide Institute
谷口 淳一 国立循環器病センター, 薬理部, 研究員 (90179838)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1987年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1986年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 心房性Na利尿ペプチド / 糸球体 / 尿細管 / 尿中ナトリウム排泄 / 平滑筋弛緩作用 / 腎髄質血流 / 糸球体濾過量 / ANP / 尿中Na排泄 / 平滑筋 / エンドペプチターゼ / 心房性ナトリウム利尿ペプチド / 集合管 / 腎髄質 / バゾプレシン / 心房性Na利尿ポリペプチド / ANF / 直血管 / 受容体 / オートラジオグラフィ |
研究概要 |
(1)ANP受容体の腎内局在 オートラジオグラフィを用いてANPの腎内局在をしらべ、糸球体、直血管、髄質内層集合管に受容体が存在することを明らかにした。 (2)ANP受容体の特性 糸球体、集合管細胞を用いてANP受容体の結合特性を明らかにするとともに、フォトアフィニティ標識によりANP受容体複合体を作り、これを抽出し、その分子量を測った結果、腎は65kDのものが1種類であったのに反し、動脈、副腎では120kDの2種の分子種が証明された。 (3)ANPの構造活性相関 各種の合成h・ANPアナログを用いて平滑筋弛緩活性、Na利尿活性を指標として構造活性相関の詳細を検討した。その結果、N末端、12位のアミノ酸、環状構造などが基本的に重要であることを明らかにした。 (4)ANPの腎血管作用と利尿効果 イヌの腎動脈にANP、アセチルコリン、セクレチンなどを注入し、血行動態、糸球体濾過量、尿中Na、K排泄などを指標に、これら薬物の相互作用について検討した。その結果、ANPの利尿作用に髄質血流の増加が関与する可能性が示唆された。 (5)ANPの尿細管直接作用 単離尿細管漑流法を用いてANPが直接尿細管の水、Nacl輸送に影響を与えるかどうか検討した。ANPはHenle下行脚の水輸送、細い上行脚及び太い上行脚のNacl輸送、髄質内層集合管の水、Na輸送のいずれにも作用しなかった。 (6)ANPの腎分解部位 単離系球体、尿細管を用いてフォスフォラミドン感受性ANP分解を測定したところ糸球体、近位尿細管ANP分解があった。
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