研究課題/領域番号 |
61480249
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
橋爪 潔志 信州大学, 医学部附属病院老年科, 講師 (60092889)
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研究分担者 |
山内 恵史 信州大学, 医学部老年科, 助手 (30191191)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1987年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1986年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
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キーワード | CTBP / T_3 / 核受容体 / アクセプタープロテイン / NADPH / NADP / counterregulation / 遣伝子発現調節 / 甲状腺ホルモン受容体 / 細胞質受容体 / 細胞核受容体 / 遺伝子発現 / 受容体受容蛋白 / ADPリボシレーション / 核基質 / ホルモン能態輸送 / 活性型および非活性型受容体 / DNA修復 / リボシレーション / 情報処理機構 |
研究概要 |
甲状腺ホルモンの遣伝子発現調節に関与する3つの因子の存在を確立した。1.甲状腺ホルモン核受容体、2.細胞質甲状腺ホルモン受容体、3.細胞質甲状腺ホルモン受容体結合蛋白である。 1.核受容体は分子量50000であった。2.細胞質受容体(CTBP)は分子量58000、3.また核受容体へT_3を輸送すると考えられるCTBP受容体結合蛋白のそれは20万であった。CTBPは30000倍に精製されたものでもNADPH依存性を有しそのT_3の親和性は核受容体と異なるものではなかった。NADPH依存性の加え、CTBPはNADPでも活性化され、この過程には、ーSH基の存在が必要であった。NADPH活性型CTBPは核に結合性を示さなかったが、NADP活性型は、核内に存在するCTBP結合蛋白に特異的に結合し、いわゆるアクセプター蛋白と思われた。このCTBP存在様式の多様性は、細胞質内甲状腺ホルモン濃度維持の機構として重要と思われたが、NADPーNADPH系によるcounterregulationは、甲状腺ホルモンによる遣伝子発現調節に対し、調節機能を有すると考えられた。
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