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新しい血小板放出機構異常症 (トロンボキサンA_2不応症)の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61480257
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関新潟大学

研究代表者

服部 晃  新潟大学, 医学部, 助教授 (10018731)

研究分担者 小池 正  新潟大学, 医学部付属病院, 助手 (30170161)
高橋 芳右  新潟大学, 医学部付属病院, 助手 (70163285)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード機能異常症 / Ca^<++> / トロンボキサンA_2不応症 / 放出機構障害 / 血小板 / 出血性素因 / 放出反応 / Ca2+動員 / Aequorin 08711794000600長山礼三: 第28回日本臨床血液学会総会抄録集. 281 (1986) / 【Ca^(++)】動員 / Aequorin
研究概要

研究者が見出したA23187凝集異常を主徴とするトロンボキサン不応症(本症)の病態解析のためトロンビン, A23187, トロンボキサンアナログSTA_2に対する細胞内Caイオン([Ca^<++>]i)動員を, Aequorin法を用いて検討した. また他型血小板機能異常症も検討した.
1.本症ではトロンビンによる[Ca^<++>]i動員反応は正常, A23187, STA_2による反応は一部障害されていたが, 凝集が障害されている高濃度では正常で, したがって本症の放出機構の本態は今回の方法で調べられる[Ca^<++>]i動員の全体の障害とは直接関係しないと考えられた. しかし細胞外Ca^<++>添加, Adrenalin potentiationで[Ca^<++>]i動員は凝集とともに増強される場合があることなどより, 本症では, 凝集, 放出に関する一部の[Ca^<++>]i動員が障害されていると推定された. しかし細胞内Ca動員を抑制するといわれるTMB-8処理とは異なることが知られた.
2.Bernard-Soulier症候群ではThrombinによる[Ca^<++>]i動員の遅延, Cyclo-oxygenase欠乏症でA23187による[Ca^<++>]i動員の障害と, これまで知られていない低濃度アラキドン酸によるPGH_2, Txへの転換を欠く[Ca^<++>]i動員をみとめ, Hermansky-Pudlak症候群, 他の血小板放出機構異常症でA23187, STA_2による軽度の[Ca^<++>]i動員障害をみとめた.
〔結論〕Tx不応性を中心とした放出機構異常症において[Ca^+]i動員の部分障害がみとめられた。それと放出障害の本態とは直結しないと考えられた。今後各種アゴニスト別の[Ca<#>]i源および放出に至るル-トの解明によって本態解析の可能性が展けると期待される。他型血小板機能異常症で各種の軽度障害をみとめた。

報告書

(3件)
  • 1988 研究成果報告書概要
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (13件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (13件)

  • [文献書誌] 長山礼三 他: 第28回日本臨床血液学会総会抄録集. 281 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 服部晃 他: 第28回日本臨床血液学会総会抄録集. 282 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Nagayama,R.,et α-.: Thrombosis and Haemostasis. 58. 478 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 服部晃 他: 血小板1987-血小板と脂質-. 166-188 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 服部晃 他: 病態生理. 6. 577-579 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hattori,A.et al.: "Post thrombin-binding delay in shape change and intracellular Ca^<++> mobilization in Bernard-Soulier syndrome." Proc. of 28th Meeting of Jap. Soc. Clin. Haematol.282 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hattori,A.et al.: "Platelet cyclo-oxygenase deficiency. Studies on the first case in Japan." Platelet 1987 -- Platelet and Lipids (Kagakuhyoronsya, Tokyo). 166-188 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hattori,A.et al.: "Studies on a new type of platelet release mechanism defect (irresponsibility to thromboxane A_2)." Medicina Philosophica. 6. 577-579 (1988)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Nagayama,R.et al.: "Platelet ionized calcium mobilization (Aequorin method) in patients with primary platelet dysfunction" Thrombosis and Haemostasis. 58. 478 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1988 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 服部晃: 第28回日本臨床血液学会総会抄録集. 282 (1986)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Nagayama,R.: Thrombosis and Haemostasis. 58. 478 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 服部晃: 日本血液学会雑誌. 50. 282 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 長山礼三: 第28回 日本臨床血液学会総会抄録集. 281 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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