研究分担者 |
坂本 裕彦 東京大学, 医学部外科学一般, 医員 (40196100)
針原 康 東京大学, 医学部外科学一般, 助手 (10189714)
大橋 一雅 東京大学, 医学部外科学一般, 助手 (50185352)
川崎 誠治 東京大学, 医学部外科学一般, 助手 (80177667)
三條 健昌 東京大学, 医学部外科学一般, 講師 (90114503)
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研究概要 |
62年度は, 61年度の動物実験の研究に引き続き, dataを臨床応用した. 直達手術の長期予後の検討, 特に経腹的食道離断術の前後の血行動態の変動について検討, 硬化療法の長期予後の検討, 硬化療法前後における閉塞門脈圧, 食道静脈流圧の直接穿刺の測定と検討, 硬化剤の作用機作と投与量の関係を検討し, 研究参加者全員に食道静脈瘤の消長と自覚症状, 他角症状, 血液, 一般肝機能検査, 血行動態, 肝代謝の面より全般改改善度, 既括安定度, 有用度について評価し, 学会に発表, 論文作成, 各論, 総評共に検討した. (別冊), 食道静脈瘤に対する集学的的活療方針は, 肝外門脈閉塞症, 特発性門脈圧亢進症, 肝硬変のChild分類AおよびBの患者に対する治療は, 現時点では経腹的食道離断術を行い, 肝機能不良例, 術後再発症例, 肝癌〓切除例, 他臓器合併症例, 高令者には, 内視鏡的硬化療法を行う. 内視鏡的硬化療法はエチノールアミンアレートの血管内注入を原則とし, 効果のない症例には, ポリトカノールの, 管外注入を例外的に行う. 硬化剤は少量使用し効果のない症例は他の治療法を選択する. 緊急症例には, ピトレッシンやバルーンタンポナーデ法で一時的に止血し可能なかぎり待機的に治療することを原則とする.
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