研究課題/領域番号 |
61480293
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
藤沢 武彦 千葉大学, 医学部, 助教授 (80110328)
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研究分担者 |
深沢 敏男 千葉大学, 医学部, 医員
由佐 俊和 千葉大学, 医学部, 助手 (10182669)
柴 光年 千葉大学, 医学部, 助手 (20162620)
木村 秀樹 千葉大学, 医学部, 講師 (10161572)
山口 豊 千葉大学, 医学部, 教授 (80009448)
斉藤 博明 千葉大学, 医学部, 助手 (40186953)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 原発性肺癌 / 外科療法 / 化学療法 / 免疫療法 / 細胞障害活性 / 腫瘍随伴免疫 / Biological Response Modifiers / 再発 / 転移 / 原発生肺癌 |
研究概要 |
原発性肺癌は、たとえ治癒切除が施行できたと考えられた症例でも、術後局所再発または遠隔転移の可能性は半数以上あり、このことは肺癌外科療法に併用する合併療法の必要性と妥当性を示している。もし、宿主に自家肺癌細胞に対する障害活性をもつリンパ球が存在するのならば腫瘍負荷との関連性化学療法剤の影響、免疫療法剤による増強及びその特異性等の検索は担癌宿主の集学的治療を施行する際に明らかにしておかなければならない基礎的課題の1つである。本研究では、原発性肺癌切除例の原発巣より自家肺癌細胞を培養し、これを標的細胞として肺癌症例の未梢血リンパ球の細胞障害活性を術後経時的に測定した。自家腫瘍細胞に対する細胞障害活性は、術後1〜2週では、年令・性別・組織型・病期並びに手術根治度による差はみられなかったが、この値と術後4〜5週の値を比較したところ、治癒切除例では有意に低下したのに対して非治癒切除例では高値を維持した。そのEffectorはモノクローナル抗体及びCold competitionから腫瘍特異的Tリンパ球であることが明らかとなり、この活性の強度と術後再発転移の出現との間に推計学的に有意の相関が認められ、肺癌切除例においても腫瘍随伴免疫に存在している可能性を示唆する成績を得た。術後1〜2週における自家腫瘍細胞に対する細胞障害と術後の再発様式をみると、活性の低下例に術後再発遠移が有意に多く発生した。肺癌切除例における術後遠隔転移再発が、特に肺・脳・骨に高頻度に認められたが、術後合併療法として行っているTransfer factorによる免疫療法は肺および脳の転移を抑制している可能性が示唆された。このことから転移の標的臓器毎の局所の治療を免疫療法を含め考慮すべきと考えられた。
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