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歯肉コラーゲナーゼ・インヒビターに関する研究:同mRNAのcDNAのクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 61480385
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関新潟大学

研究代表者

野原 廣美 (野原 広美)  新潟大学, 歯学部, 教授 (60018405)

研究分担者 安達 義雄  新潟大学, 歯学部, 助手 (30128540)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
1987年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1986年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワードコラーゲナーゼ・インヒビター / コンカナバリンA非結合性 / 牛歯肉 / メッセンジャーRNA / cDNA / クローニング
研究概要

必要量の牛歯肉の入手が困難なことが分ったので,目的のコラーゲナーゼ・インヒビター即ちコンカナバリンA非結合性・分子量21.5Kのインヒビター精製過程に於ける収量の改善を検討した.
即ち,歯肉組織の磨砕を徹底的に行うこと及びカラム・クロマトグラフィーの順序を変え濃縮の回数を減らす事により,3倍収量を上げることが出来た. 酸性歯肉抽出液をCMーセファデツクス,コンカナバリンAーセファローズ,セファデックGー150,ヘパリンーセファローズ,DEAEーセルローズ,ヘパリンーセファローズ等のカラム・クロマトグラフィーによって精製し,歯肉100g(牛歯肉30頭分)当り370μgのインヒビター標品を得ることが出来た. 更に,100gの牛歯肉から同様に精製することにより,合計740μgの同標品を得た. これ等のインヒヒビター標品は純度約70%であったので,SDS電気泳動により分離し,抽出することにより,目的のインヒビターの純品400μgを得ることが出来た.
尚,必要量の牛歯肉が入手される間,目的のインヒビター精製過程で附随して得られる他の2種のコラーゲナーゼ・インビターの部分精製を行い,それ等の性状を明らかにした. コンカナバリンA非結合性・分子量50Kのインヒビターはリウマチ・コラーゲナーゼの外,サーモリシン及びトリプシンにも阻害活性を示し,コンカナバリンA結合性・38Kのインヒビターはリウマチ・コラーゲナーゼのみ阻害し,目的のコンカナバリA非結合性・分子量21.5Kのインヒビターはコラーゲナーゼの外,サーモリシンに弱い阻害活性を示した. 以上3種のインヒビターは熱耐性であり,有機水銀に対しても抵抗性を示したが,バクテリア・コラーゲナーゼには阻害活性を示さなかった.

報告書

(2件)
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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