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密教法具の成立と展開に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61510012
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 印度哲学
研究機関種智院大学

研究代表者

北村 太道  種智院大, 仏教学部, 教授 (40065933)

研究分担者 中村 幸子  種智院大学, 仏教学部, 助教授 (40121579)
井上 亮淳  種智院大学, 仏教学部, 教授 (20065931)
頼富 本宏  種智院大学, 仏教学部, 教授 (50065934)
山崎 泰廣  種智院大学, 仏教学部, 教授 (80065929)
高井 隆秀  種智院大学, 仏教学部, 教授 (40065925)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード日本密教(蘇悉地経・大日経・金剛頂経) / チベット密教(無上瑜伽タントラ) / 声明 / 儀礼(真言・天台) / 信仰
研究概要

密教における法具の存在は、本尊と修行者との合一を可能にする大切なものである。それは如来の本誓の標幟,その象徴化であり、この仏の本誓の形態化としての本誓具と、供養に関わる器物、更には法要に用いられる荘厳具や楽器などをも含め、一応法具と定義することが出来る。いずれにしても標幟性をもつ荘厳具や法具は特に密教の修法には欠かせない重要な具であり、その儀式修法を可能ならしめる大切な役割を担っている。北村太道はかつて西チベット・ラダックの調査を行い「ラマ教寺院の荘厳具及び法具
(『チベット密教の研究』永田文昌堂・昭和57年)を出版し、特に日本の法具との関連においてチベット密教に依用されるものを検討した。更に昭和52,53年に南インドのチベットの密教学問寺・ギュメの調査を行い、特に護摩,潅頂,砂絵マンダラ作成に用いられる法具をとりあげ、その使用目的と意義につき検討を加えている。頼富本宏は後期密教に見られる法具を検討し、中でも特に重要なものの一つ金剛杵の変遷に着目し、その種々の形態と意義につき『密教図像』(密教図像学会)に発表した。中村幸子は日本における仏画中に見られる密教法具の変遷とその種類につき検討を加え、実際に模写をするなどして、主として芸術の立場よりその成果を発表している。添野智譲は真言天台両宗の密教儀礼と法具との関わりを問題にし、種々の資料の蒐集を行いその成果をまとめる段階に達している。中村凉一は信仰と密教法具の関わりを検討し、諸寺院における法要や行事に参加し、法具を媒介とする信仰形態につき検討をなしている。他の者も各々の分野において研究が進んでいるが、各々の分野における研究報告は、本学の研究紀要である『密教学』の次年度(昭和62年)号を「法具
特集号としてその成果を発表すること決定している。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 北村太道: 密教学. 23. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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