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視覚野脳波直流電位による明るさに関する順応水準の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61510031
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関筑波大学

研究代表者

吉田 茂  筑波大学, 体育科学系, 講師 (40133045)

研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1987年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1986年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード視覚誘発電位 / 直流増幅 / 明るさ / 短期順応 / 明るさ知覚 / 順応水準 / 視覚野脳波 / 直流成分 / サチレーション / EASY
研究概要

1.昭和61年度には, 自作回路によるLEDの簡易マックスウェル視と, D/Aコンバータによるその輝度制御システムの開発をし, 予備実験を行った. 輝度の不足により視覚誘発電位の振幅が小さかった.
2.昭和62年度には, モニタースコープを視覚刺激装置として用い, シンセサイザーの制御により, 従来の研究と同等な視覚誘発電位を得ることができた.
3.種々の明暗刺激による視覚誘発電位(VEP)を記録した.
(1)ステップ, トレインと提示時間, 間隔の組合せで, 36種類の刺激をプログラムし, GPIBでコントロールした.
(2)Oz-Erからの単極導出による視覚誘発電位を, 高感度直流増幅器(NEC San'ei)でDC(直流)およびAC(交流, 時定数0.3s)増幅し, 50回の加算平均をとり, 重み付き移動平均をして解析用のデータとした.
4.明暗順応による直流成分の変動を検討した.
(1)DC-ACの差による変動を検討したが, 顕著な差は見られなかった.
(2)直接DCの移動平均(低域通過)による変動を検討した結果, 明刺激には上昇(負)の, 暗刺激には下降(正)の変動がみられた.
5.明暗順応過程を加味したシミュレーションを行った.
トレイン明刺激を, ON成分には減少, OFF成分には増加のフィルタを通して合成し, 単純なON, OFF成分の合成よりも再現性が高いことを示した.
6.順応過程を含めた明暗視覚誘発電位のモデルの基本形式を提出した. 今後, そのパラメータを決定していく予定である.
7.開発中のEASY(EEG Analysis System)のハードウエアに依存する部分を紹介し, 波形処理のプログラミングの参考となるようにした.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 吉田茂: 生理心理学と精神心理学.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] YOSHIDA, Shigeru: "Direct current visual evoked potentials on light and dark adaptation process." Japanese Journal of Physiological Psychology and Psychophysiology.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 吉田茂: 心理学研究.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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