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海人族(海士・海女)の系譜に関する文化人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61510149
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 文化人類学
研究機関横須賀市自然博物館

研究代表者

田辺 悟  横須賀市自然博物館, 技幹 (20083107)

研究期間 (年度) 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード海人族 / 海人 / 海士 / 海女 / 裸潜水漁 / 海神 / 漁神 / 磯漁 / 沿岸文化 / 漁船 / 漁神信仰
研究概要

海人族(海士・海女)の系譜に関する女化人類学的な調査及び研究をおこなうために, 大分県佐伯市周辺の海人故郷とよばれる地域の調査をはじめ福岡県福岡市(北九州沿岸地域)や島根県松江市(日本海沿岸地域)のフイルドワークを実施した.
調査の内容は, 伝統的な漁撈用具のうち, 裸潜水魚に関する採見, 採藻, 捕魚用具に関する基礎的調査を実施し, あわせて, 海神, 魚神信仰等の調査, 伝統漁撈具にかかわりの深い小型木造漁船の形態, 政作技術等についての調査も実施した.
その結果, 南島的な流れをもつ海人族の伝統的な文化要素を明確にすることができたとともに, 海人族の属性ともいえる魚撈活動の具体的な内容や航海術に関する民俗知識などが明らかになったばかりか, 海人族特有の信仰についても明らかにすることができた.
また, 今回の調査, 研究をとおして明確になってきたことは, 海人族が裸潜水漁だけでなく磯漁(覗突漁をはじめとする沿岸の漁撈活動)と深く結びつまをもっていること, 農耕生活の比重がことのほかに大きいことがうかびあがり, それを具体的に把握することができたことは大きな成果の一つであった.
詳細な点については, 継続的な研究をつづけ, その成果を学会誌に発表する予定である.

報告書

(2件)
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 田辺 悟: 海人の伝統(日本の古代) 中央公論社. 8. 233-256 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] 田辺 悟: 海人の伝統(日本の古代) 中央公論社. 8. 257-290 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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