研究課題/領域番号 |
61510248
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
言語学・音声学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
田村 すゞ子 早稲田大, 公・私立大学の付置, 教授 (50063590)
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研究分担者 |
中川 裕 千葉大学, 文学部, 専任講師
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1986年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 木村キミ / 西島てる / 木村はた子 / 川上まつ子 / 織田ステノ / 葛野辰次郎 / 岡本ユミ / ユーカラ |
研究概要 |
1.音声資料の録音・録画 昭和60年7・8月に北海道沙流郡平取町において、同町荷負在住の木村キミ氏(女)、西島てる氏(女)、木村はた子氏(女)より神謡、昔話、歌謡を採録した。また、白老郡白老町アイヌ民族資料館にて、沙流郡平取町下荷負在住の川上まつ子氏(女)より昔話を採録した。 これに前後して、静内郡静内町豊畑において、織田ステノ氏(女)より昔話及びユーカラ(英雄叙事詩)を採録した。さらに、8月22日に行われた静内町主催の「ユーカラの夕べ」では、町の協力を得て、織田氏の神謡,同町春立在住の葛野辰次郎氏(男)の伝説を録画した。葛野氏の伝説はオイナウチャシクマというジャンルのもので、採録例は少ないものであった。 同じ頃、浦河郡浦河町白泉在住の岡本ユミ氏(女、様似郡様似町岡田出身)から、基礎語彙、神謡を採録した。 2.資料の整理、分析 (1)これまでに収集した資料について、テープの聴き取り、意味解釈など、整理・分析の作業を行っている。7、8月及び翌年2月に上記のインフォーマントらに疑問点・不明点の質問調査を行い、『アイヌ語音声資料4』を仕上げた(印刷中)。続刊の準備も進めている。 (2)昨年度までに、これまで出版した『アイヌ語音声資料1』『同2』『同3』のテキストを、パーソナルコンピュータにページ番号・行番号を付して入力してあったが、その全語彙索引を、『アイヌ語音声資料(1-3)索引』として仕上げた(印刷中)。来年度以降『アイヌ語音声資料4』のテキストを加え、辞書を作成する予定である。
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