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『法学提要ギリシャ講義解』の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61520003
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎法学
研究機関九州大学

研究代表者

西村 重雄  九州大学, 法学部, 教授 (30005821)

研究分担者 児玉 寛  九州大学, 法学部, 助手 (70192060)
瀧澤 栄治  神戸大学, 法学部, 助教授
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード法学提要ギリシャ語義解 / テオフィソウス / ビザンツ法 / ユースティーニアーヌス帝 / Gai / Inst / 『法学提要ギリシャ語義解』 / 法学提要 / テオフィリウス
研究概要

本研究は, バシリカ法典と並ぶビザンツ法の基本史料であり, ビザンツ法研究にとってのみならず, 古典期ローマ法研究に重要な資料を提供する『法学提要ギリシア語義解』について, 1.著者問題, , 2.成立過程の二点につき次のような結論に達した.
1.著者問題: 『義解』の著者については, エースティーニアーヌス帝法学提要共同編纂者のひとりソテオフィソウスとすることにつき, 本世紀初頭より疑問が出されこれが一般に受け入れられていたが, シェルテマおよびネルソンと共に, これを積極に解するべきと考える.
2.成立過程問題: 『義解』の成立を, コンスタンティノープルの法学校における533/4年の講義から生れ, 自ら書き下したものでないとの近時の見解はこれを是認すべきも, 遂語訳と解説は学生の手許で一体化されたとの有力な推測はなお検討すべきものを残している, と考える. しかし, 先行の文献, とりわけガーイウスの『法学提要』は, ラテン語原文を時に利用したことが推測されるが, そのギリシア語訳によりしかも全面的に頼ったとするフェツリーニの見解は採りえない. むしろ, ユ帝法源のどこにもない独立の資料をも参照していることに注目すべきである.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 西村重雄: 法制史研究. 38. (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Nishimura, Shigeo: "The basic study of the celebrated Greek Paraphrase of the Institutes of Justinian" Legal History Review. 38. (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 西村重雄: 法政研究. 54. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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