研究概要 |
1.前年度に収集した新潟県旧坂井輪村(現新潟市), 埼玉県越ケ谷市の役場資料, 個人所蔵資料の分析, および補充調査を実施した. 2.前年度に収集した京都大学農学部農業簿記研究施説所蔵の埼玉県, 新潟県分の農家経済調査の個票原票の整理・分析に着手した. 3.新たに, 埼玉県南埼玉郡菖蒲町(旧栢間村)の農協所蔵資料・個人所蔵資料を収集し, 農地改革および農協設立をめぐる対立関係の分析を行った. 4.前年度に収集した『埼玉新聞』の農業関係記事4,700点について分析し, その成果を「戦後改革期農業問題の構造-『埼玉新聞』農業関係記事の分析-」(『社会科学研究』第39巻4号1987年12月)として発表した. 5.上記の論文は, この研究の成果の一部であるが, 今後1〜2年の間に以下のような構成の報告書を刊行する予定である. 『戦後改革期農業問題の構造』 序章 課題と方法 1章 食糧問題の展開 2章 農地改革の展開 3章 農家経済の動向 4章 農民運動の展開 5章 農業問題の具体相-埼玉県・新潟県の事例分析- 6章 総括と展望
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