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会計情報価値の基礎理論の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61530081
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

山形 休司  阪市大, 商学部, 教授 (20046890)

研究分担者 石川 純治  大阪市立大学, 商学部, 助教授 (50148863)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1986年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード不確実性 / 環境的不確実性 / 市場不確実性 / 情報 / 会計情報
研究概要

[1](基本的視的:不確実性と情報)これまでの会計情報の理論は、会計=情報と捉えておきながら、その背後に存在する不確実世界を明示的には捉えていない。会計情報がいかなる不確実世界の下で、いかなる個人・組織・制度と関連して機能しているかという視点をもってこそ、会計=情報と捉えることの意義があると考える。
[2](2つの不確実世界と情報機能)一般に不確実性は、個人の意思決定環境に関する知識の不完全性に基づく不確実性(環境的不確実性)と、個人間の取引関係に関する知識の不完全性に基づく不確実性(市場不確実性)とに区分される。前者における情報の役割は、情報が個人の意思決定をどれ程改善するかということであり(「決定と情報」というテーマ)、後者におけるそれは個人間の情報交換による情報の偏在への対処であり、もって効率的な資源配分を達成することである(「市場・組織と情報」というテーマ)。
[3](会計情報と2つのテーマ)従って、会計情報の研究は次の2つに区分されうる。すなわちそのひとつは、環境的不確実世界において会計情報がいかに機能するかということであり、もうひとつは市場不確実世界において会計情報がいかに機能するかということの研究である。前者を「会計情報の意思定論的考察」とすれば、後者は「会計情報の制度経済的考察」ということができる。本研究においては、環境的不確実における会計情報価値の研究、すなわち会計情報価値の意思決定論的考察をおこなった。
[4](本研究のテーマ:会計情報価値の意志決定論的考察)情報を「不確実性を減少さす何らかの知識である」と定義すれば、情報の価値はとりもなおさず不確実性の減少分の評価額ということになる。そこで、不確実性をいかに評価するかということがそこにおける主要なテーマになり、それに関する基礎的考察をおこなった。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 山形休司: 日本会計研究学会特別委員会報告書「現代原価計算の課題」. 49-58 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 山形休司: 企業会計. 39巻. 4-10 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 石川純治: 経営研究(大阪市立大学 経営研究会). 37. 49-67 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 石川純治: 経営研究. 37. 121-143 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 石川純治: 経営研究. 38. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 山形休司: "FASB財務会計基礎概念" 同文舘, 275 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 山形休司: "財務会計総論" 中央経済社, 244 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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