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擬解析関数による偏微分方程式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61540116
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 解析学
研究機関愛媛大学

研究代表者

安倍 斉  愛媛大, 工学部, 教授 (30036214)

研究分担者 天野 要  愛媛大学, 工学部, 助教授 (80113512)
定松 隆  愛媛大学, 工学部, 助教授 (10025439)
猪狩 勝寿  愛媛大学, 工学部, 教授 (90025487)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1986年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード等角写像
研究概要

安倍は擬等角写像の原点である等角写像論の立場に立ち円環内正則単葉関数(ただし、一個の極をもつ関数)についてその写像を精細に調べた。その結果除外領域の面積と写像関数のLaurent展開係数との間に密接な関係があることが明かとなった。この研究結果に基ずいて擬等角写像における除外領域に関する精細な研究を今後行う予定である。
猪狩は多変数解析関数論の上に立って、Cauchy問題について研究を行った。従来得られている結果はCauchy-Kowalewski定理を中心とするものであり、それは初期面は非特性的である場合である。猪狩の研究は初期面が特性的であり、重複度は変化する場合であり、初期データを(m-1)個あたえて、解が只一つ出来るための十分条件を求めた。
双曲型偏微分方程式に対して、熱伝導方程式の拡張として考えられる発展方程式の研究もまた重要である。定松は一搬化された発展方程式に対する初期値問題(Cauchy問題)について、初期値に対する連続性および一意性(すなわち、一様適切性)について詳しく調べ、そのための1つの必要条件を導いた。
天野は等角写像における基本定理であるRiemannの定理の応用として任意のJordan領域を単位円内に写像する数値計算法として全く新しい方法を開発した。すなわち従来の積分方程式の方法に代って、電磁気学の応用として代用電荷法によるものであり、計算アルゴリズムも簡単であり、精度も良いものである。この方法により、さらに外部問題、および、2重連続領域の等角写像の数値計算のアルゴリズムが今後研究される予定である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 安倍齊: Proceedings of the Japan Academy.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 猪狩勝寿: Proceedings of the Japan Academy. 63. 7-9 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 天野要: 情報処理学会論文誌.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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