• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

生物生成システムの数理モデルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61540155
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 数学一般
研究機関広島大学

研究代表者

中村 昭  広島大, 工学部, 教授 (50034400)

研究分担者 会沢 邦夫  広島大学, 工学部, 助手 (80150895)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1986年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード細胞分裂 / Lシステム / グラフ・グラマー / 2次元オートマトン
研究概要

生物生長過程をモデル化し、生成システムとしてその数理を明らかにすることは、理論的に特に現代応用数学の立場から非常に興味あることである。
生物は細胞分裂によって生長するが、その生成規則の最も簡単な場合は、言語理論における1次元グラマである。しかしながら生物系の場合は従来のグラマと異なって、その生成が同時的であり、しかもその配列状況は、1次元アレイでも2次元アレイでも3次元アレイでもない。一般にあるグラフで示される関係である。本研究は、このような見地からよく知られているLシステムの理論と2次元アレイグラマの手法を用いて新しいグラマの体係を提案し、その数学的意義を与え、この分野での基礎理論を確立した。すなわち、次に示されるような論文を国内外に公表した。
1.Direction-independent application of productions on two-dimensional arrays.2次元アレイに文法を適用する場合、方向を無視して得られる結果と従来の結果との比較を論じた。
2.Direction-independent grammars with contexts.上記の1のcontextsを持つ場合への拡張である。
3.Detection of interlocking components in three-dimensional digital pictures.3次元アレイの中で、クサリ状に連結された成分の認織の問題を論じたものである。
4.Graph grammars with path controlled embedding.パスによって制御されたグラフグラマと2次元図形の関係を論じたものである。
上記論文は、当初予定した研究計画にそって得られた新しい知見である。論文1,2の3次元への拡張,論文4の細胞分裂システムとの関係が、今後の研究課題となり、その解決がこの分野のみのり多いテーマとして展開される。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 会沢邦夫,中村昭: Information Processing Letters. 22. 295-301 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 会沢邦夫,中村昭: Information Sciences. 40. 1-20 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 中村昭,会沢邦夫: Information Sciences. 40. (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 会沢邦夫,中村昭: 京都大学数理解析研究所講究録.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi