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超高エネルギー大ファミリー現象の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61540195
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 核・宇宙線・素粒子
研究機関宇都宮大学

研究代表者

太田 周  宇都宮大, 教育学部, 教授 (30008023)

研究分担者 堀田 直己  宇都宮大学, 教育学部, 助手 (60157039)
佐藤 禎宏  宇都宮大学, 教育学部, 助教授 (50114161)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード宇宙線 / PeV現象 / 相互作用 / 組成
研究概要

1.大ファミリーの解析について
Σ【E_γ】=100〜数1000TeVの大ファミリー現象の解析をデジタイザーとマイクロフォトメータをFDレベルでつなぎ、能率的に解析を進める方法を確立した。デジタイザー上で、X線フィルム中のシャワーの黒化点の(x,y)座標を測定し、シャワーをEC中の各層に遂次対応させ、ファミリー中の空間構成を行った。次にこのデータをミクロフォトメータに入力して、フォトメータに固定したX線フィルム中のファミリー中の適当な数個(2〜3)のシャワーと一対一対応を行い、任意のシャワーの(D,x',y')をミクロフォトメータの自動測定によって得ることを可能にした。そのためのソフトプログラムの開発を行った。この方法により、解析能率は約10倍早くなり、データの客観的取扱いが容易となった。
2.Σ【E_γ】スペクトルと相互作用・組成について
(1).チベット高原カンパラ山で観測したΣ【E_γ】【>!_】100TeVファミリー120例の解析によって得られたデータとシミュレーションの比較を行った。
(2).【10^(16)】eV領域の相互作用はFeynmanスケーリング則とQCD-jetの標準理論によって矛盾なく説明できる。
(3).中心領域におけるjetの効果を別にして、破砕領域の〈Pt〉は【10^(16)】eVまでほぼ一定である。
(4).Σ【E_γ】【>!_】100TeVの120例の中には"センタウロ様"の現象はない。
(5).【10^(15)】eV以上でΡ成分〜15%,Fe様核〜40%となり、Ρ成分スペクトルは*【10^(14)】eVで折れ曲っているものと推定される。
以上の解析方法により統計を上げて、より定量的な結果を得ることが、今後の課題である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] J.R.Ren: Proceedings of International Symposium on Cosmic Ray Superhigh Energy Interactions(IHEP.Acadenia,Sinica). 24-32 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] J.R.Ren: Il Nuovo Cimento A. (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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