研究課題/領域番号 |
61540201
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
宮野 和政 新潟大学, 理学部, 教授 (10011529)
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研究分担者 |
宮田 等 新潟大学, 大学院自然科学研究科, 助手 (80192368)
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研究期間 (年度) |
1986 – 1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 宇宙線ミューオンの荷電比 / 宇宙線ミュオンの偏極 / K@π比 / μ粒子崩壊電子の角分布 / 宇宙線 / 地下実験 / ミューオン / 偏極 / 超高エネルギー原子核反応 / 宇宙線地下実験 / ミューオン偏極 / 宇宙線ミューオン荷電比 / 宇宙線μの荷電比 / 宇宙線μの偏極 |
研究概要 |
8379例の神岡検出器内で停止した宇宙線ミューオンの崩壊を解析した。これは361日分の稼働時間相当の観測時間にあたる。 この8379例のμーe崩壊事象は電算機により、オンラインで選択された。これらについて空間再構成を行い、μの進行方向に対する崩壊電子の角度分布を求めた。また、μ事象からe事象までの時間差分布からμの崩壊曲線が得られた。これからμ^+/μ^-比は1.3±0.10と得られた。角分布からμ偏極Pは0.28±0.09と得られた。この偏極の値から、宇宙線μの親の中間子K、πの生成比K/π比は0.31+0.58、-0.31と得られた。この値と加速器による陽子・原子核反応におけるK/π比と比較すると、数TeVの原子核反応で、クオーク・グルオン・プラズマ状態が、生成されたという確証は得られない。
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