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高圧処理されたCucl, Cdsの電気伝導度等の異常性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 61540240
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 固体物性
研究機関愛媛大学

研究代表者

花山 洋一  愛媛大学, 工学部, 助教授 (00036386)

研究分担者 木村 正樹  愛媛大学, 工学部, 助手 (50127891)
西竹 照雄 (西武 照雄)  愛媛大学, 工学部, 教授 (50036216)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1987年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1986年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード高圧ガス / 高温高圧実験 / 超音波速度 / 電気伝導度の異常性
研究概要

高圧ガス装置を用い, 試料に等方的な静水圧力を加えて, 物理的性質を測定する方法は我々研究室のユニークな実験方法であり, かつ非常に精度の良い結果を生み出す. しかし, 実験装置の運転に関して, 安定した作動を行うため, 特に, 1万気圧(1GPa)を超えた実験ではガスリーク等により, しばしば測定の中止を引き起す. 従って, この問題に関して精力的に取り組む必要があった. 本研究を通して, この問題はかなりの程度, 解決されたと考えている. 実際, Neガスを用いて加圧した場合, 3万気圧を超える実験が殆んどトラブルを引き起こすことなく, 連続して行えるようになった. このような成功例は世界でも初めてであると考えている. これらの成果は雑誌において, すでに一部を発表している.
高温実験について, 炉材に関して, 測定し, 検討した結果, 市販の二種のセラミック材(BN材, マコール材)が秀れているとの知見を得ることができた. この事により, 実際の高圧装置の中へ組み込む時の問題点が解決した.
超音波測定の例として, 半導体材料, 超伝導材料として注目されている黒燐について単結晶を得たので, X, Y, Z方向の縦波の測定を行った. 3.3Gpaまで測定したところ, Y方向に大きなソフトニング現象が起きていることが判明し, この圧力範囲で何らかの相変化が存在するとの知見を得た.
温度測定をサーミスタについて, 圧力測定をマンガニン線について行ったところ, いずれも期待した通りの特性を示し, 使用可能であった.
Cuclについて, 高圧において電気伝導度を測定した. 結果は圧力と共に急激に抵抗値の減少が見られた. このことが, 従来より言われている電気伝導度の異常性に関連した現象であるかどうかは未確定である. 今後, 引き続き測定を行う予定である. 更に温度条件, 圧力条件を変えて行う必要がある. また別の試料に対する測定も行う.

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 木村正樹: Japanese Journal of Applied Phfcics. 26. 1361-1365 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masaki Kimura: "High pressure gas apparatus for measuring ultrasound velocity in matters up to4 GPa" Japanese Journal of Applied Physics. 26. 1361-1365 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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