• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

南半球夏季モンスーン(オーストラリアモンスーン)の年々変動の研究

研究課題

研究課題/領域番号 61540298
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 気象・海洋・陸水学
研究機関東京大学

研究代表者

住 明正  東京大学, 理学部, 助教授 (10179294)

研究分担者 新田 勍  気象研究所, 台風研究部, 室長 (00014762)
林 祥介  東京大学, 理学部, 助手 (20180979)
増田 耕一  東京大学, 理学部, 助手 (30181647)
研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1987年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1986年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードオーストラリア / モンスーン / エルニーニョ / 30-60日周期振動 / 赤道西風 / コールド / サージ / オーストラリア・モンスーン
研究概要

[±]オーストラリア・モンスーンの年々変動を季節内変動(30-60日周期振動との関連でとらえることを目的として, 1980-1984年の期間について, 南半球夏季の風の変動を調べた. 用いたデータは, ヨーロッパ中期予報センターで作られた格子点データで, 下層850mb面と上層20omb面の風の東西成分を, 村上によるディジタル・フィルターで, 周期で130日以上, 30-60日, 15日以下の3成分に分けてそれぞれの強度の変化を調べた. 南緯10°を中心とした領域で次の事が見出された.
1)850mb面で西風が早越しているときに, 東西成分の30-60日周期の振動の振幅が大きくなる.
2)西風の早越する領域は, およそ40°E-180°Eであるが, 年々による変動が大きい. すなわち, 1980/81年の12〜2月は, 100°E-160°W, 1981/82年の同時期には, 100°E-180°Eと40°E-80°Eの2個所, 1982/83年のエルニーニョの時期には, 120°E-140°Wと40°E-80°Eで東側の南西域は東太平洋に及び, 1983/84年の反エルニーニョの時期には, 40°E-160°Eと西太平洋西部に閉じこめられていた.
[II]オーストラリア・モンスーンには, 同季節の北半球の冬季モンスーンによる寒気の低緯度域への溢れ出しが関係していることが, これまでの研究で示唆されて来た. そこで, 北半球の寒気の吹き出しが低緯度に及ぶメカニズムをさぐるため, チベット高原に沿う寒気の動きをデータ解析により調べた. その結果, 大陸上の寒気の吹き出し(コールド・サージ)には, 中国大陸全体にわたる大規模のものと, チベット高原の山腹沿いに局限されたケルビン波タイプのものの2種があること, 後者の方が動きが遠く, 大規模サージに先行することが明らかになった.

報告書

(2件)
  • 1987 実績報告書
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Sumi, Akimasa: J. Meteorol Soc. Jpan. 65. 853-870 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Sumi, Akimasa: J. Meteor. Soc. Japan. SPECIAL VOLUME. 397-407 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Sumi, Akimasa Tamiya, Kyuichiro: J. Meteor. Soc. Japan. SPECIAL VOLUME. 817-825 (1987)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書
  • [文献書誌] Sumi, Akimasa Toyota, Takenobu: J. Meteor. Soc. Japan. 66. (1988)

    • 関連する報告書
      1987 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2017-10-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi