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磁気リコネクションによる電気力学的エネルギー変換機構のシュミレーション

研究課題

研究課題/領域番号 61540308
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 超高層物理学
研究機関愛媛大学

研究代表者

鵜飼 正行  愛媛大学, 工学部, 助教授 (10036444)

研究期間 (年度) 1986 – 1987
研究課題ステータス 完了 (1987年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1987年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1986年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードMHDシミュレーション / 磁気リコネクション / スーパーコンピュータ / MHDショック / フレアー / プラズモイド / プラズマ加熱 / サブストーム / ベクトル計算機
研究概要

非常に複雑な宇宙プラズマ現象を理論的に解明するために計算機シミュレーションという手段を用いて研究してきた. 最近ではスーパーコンピュータの実用化にともない, 多くの実用的問題の処理が可能となり, 実験(観測)や理論解析による従来の手段に加えて, 計算物理(computational physics)という新しい分野が問題処理のための強力な手段として確固たる地位を築きつつある. 本研究では, 次の二点を中心に議論が進められてきた.
(1)まず電磁流体方程式を計算機で効率よく処理するための適切なアルゴリズムを開発し, その有効性を検討してきた. 数値的境界条件の設計, 数値誤差の評価法, 等を中心に研究してきた. 特に, 空間的に三次元のシミュレーションに対してスーパーコンピュータ適合アルゴリズムを開発しており, ベクトル加速性能を引き出す様に工夫している.
(2)次に, 開発されたアルゴリズムを用いて実際のプラズマ問題に適用した. 宇宙プラズマ問題で中心的問題であるフレア現象の基本的物理機構の解明を目的として二次元MHDシミュレーションを実行した. その結果, フレアを説明しうる急激な磁気エネルギ変換が, ファーストリコネクションの自発的発展によって実現されうるという独自のモデルを提唱し, 定性的定量的に議論した. 特に, ファーストリコネクションの結果, 超音速流が磁気ループと衝突するところで強いファーストショックが生じ, 効率良いプラズマ加熱が生じ, 加熱されたプラズマは磁気ループの境界に沿って分布する事を示した.
現在はスーパーコンピュータに適合する三次元MHDシミュレーションコードを開発しており, より現実的なモデルを用いて精密な計算を計画している

報告書

(2件)
  • 1987 研究成果報告書概要
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (12件)

  • [文献書誌] M,Ugai: Phys.Fluids. 29. 3659-3667 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M,Ugai: Geophys.Res.Lett.14. 103-106 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M,Ugai: Phys.Fluids. 30. 2163-2166 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M,Ugai: Comput.Phys.Comm.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M. Ugai: "Global Dynamics and Rapid Collapse of an Isolated Current Sheet Ystem Enclosed by Free Boundaries" Phys. Fluids. 29. 3659-3667 (1986)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M. Ugai: "Strong Loop Heating by the Fast Reconnection in a Closed System" Geophys. Res. Lett.14. 103-106 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M. Ugai: "Nonlinear Growth of Fast Reconnection in the Long Tearing-Type Field Geometry" Phys. Fluids. 30. 2163-2166 (1987)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M. Ugai: "MHD Simulations of Fast Reconnection Spontaneously Developing in a Current Sheet" Comput. Pyhs. Comm.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1987 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] M.Ugai: The Physics of Fluids. 29. 3659-3667 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] M.Ugai: Geophysical Research Letters. 14. N L02 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] M.Ugai: Nonlinear growth of fast reconnection in the long tearing-type field geometryThe Physics of Fluids.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] M.Ugai: Journal of Geophysical Research.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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