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スピン偏極電子線としてのベータ線と光学活性薄膜との相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 61540319
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物理化学一般
研究機関電気通信大学

研究代表者

林 茂雄  電通大, 電気通信学部, 助手 (60126357)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード光学活性 / β線 / スピン偏極 / 左右非対称
研究概要

本研究では、容易に得られるβ線(高速のスピン偏極電子線)を用いて光学活性物質中の透過実験を行ない、衝突過程における左右非対称の効果の検出を試みる。その効果は極めて小さいと予想されるので精密測定をせねばならない。特に、β線のエネルギーは連続的に分布しているので、エネルギー分解をして測定せねばならない。そのような点に留意して装置を作製した。
1.測定装置の構成((2)を除いてほぼ完成した)
(1)β線源(【^(so)Sr】-【^(90)Y】,3800β/scc)
(2)サンプル・チェンジャー(D体,L体,DL体,ブランクを自動的に交換)
(3)PIPS検出器(300μm,50【mm^2】,β線エネルギーに比例してパルス信号発生)
(4)パルス計測系 (イ)プリアンプ (ロ)スペクトロスコピー・アンプ(ハ)パルス高マルチチャンネル・アナライザー(MCA)
(5)制御系 Tomcatパーソナルコンピューター(IBM互換)による。上記のMCAとGPIBの2/Oボードを内蔵
2.測定系のテスト
(1)制御用ソフトウェア パスカル言語を用いてプログラムを作成した。
(2)測定系の動作テスト テストパルス発生器を用いて動作チェックを行ない、β線を直接計数してプリアンプの調整とMCAのテストを行なった。
3.結果
テストの結果、計数率が高いとパルスの重なり(パイルアップ)の誤差が無視できないことが分ったので、シミュレーションによる定量的検討を行なっているところである。
4.まとめGPIB制御のサンプルチェンジャーの完成,パイルアップの除去が次の段階である。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 林茂雄: J.phys.C:Solid State Phys.19. 2601-2605 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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