研究課題/領域番号 |
61540367
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
有機化学一般
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
斉藤 勝裕 名古屋工大, 工学部, 助教授 (00089096)
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研究分担者 |
石原 拓 名古屋工業大学, 工学部, 助手 (70024255)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | シクロヘプタトリエニリデン / シクロヘプタテトラエン / 2-ピロン誘導体 / 反応機構 / 中間体 / 付加体 / 熱分解 / 転移 |
研究概要 |
シクロヘプタトリエニリデン(2)の発生母体として1を合成し、このものを中間体捕促剤(4あるいは5)存在下で熱分解し、生成した付加体の構造を解析する事により、反応した中間体が2か、あるいはそれから転移したシクロヘプタテトラエン(3)かを決定する目的で本研究を行った。 2-ピロン誘導体(5)存在下で1を熱分解した後、反応混合物を分離精製し、2種の付加体、6,7をそれぞれ、6.12%の収率で得た。各付加体の構造は元素分析および各種スペクトルによる解析の結果、図に示したものである事がわかった。これら付加体の構造を手掛りとして反応機構を推定すると次のようになる。付加体6,7に共通する中間体として9の存在が強く示唆され、更に9の発生母体として付加体8の存在がほゞ確かなものとして推定される。さて、8は3と5との付加体であり、従って本反応は3を径由して進行したものと推定される事になる。この結果は表題のシクロペプタトリエニリデンがシクロプタテトラエンへ転移した事を示すものである。1と4との反応では複雑な組成をもつ反応混合物が得られた。4がその反応部位にカサ高い置換基を有している事がその一因であると考えられる。
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