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t-BuO⊆TMSを用いる新しいエポキシ化反応の開発と天然物合成への応用

研究課題

研究課題/領域番号 61540391
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 天然物有機化学
研究機関東北大学

研究代表者

宮下 正昭  東北大, 非水溶液化学研究所, 助手 (50006326)

研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードフッ素アニオン / α,β-不飽和カルボニル化合物 / エポキシ化反応
研究概要

本研究は、α,β-不飽和カルボニル化合物および、その類縁体に有効に適用しうる中性条件下でのエポキシ化反応の開発を目指すとともに、それらを利用して、顕著な生物活性を有する天然物合成への応用を計ることを目的として始められたものである。そのため、
1.「フッ素アニオン(【F^-】)を利用するα,β-不飽和カルボニル化合物のエポキシ化反応の開発」を計画し、以下に述べる。」(1)【H_2】【O_2】-【Bu_4】NF-DMSO系によるエポキシ化,(2)t-Bu【O_2】H-【Bu_4】NF-DMSO系によるエポキシ化,(3)t-Bu【O_2】TMS-【Bu_4】NF-DMSO系によるエポキシ化,について詳細に検討した。
その結果、(1)法が各種のα,β-不飽和ケトン類のエポキシ化に極めて有効であることを見出すとともに、(2)法によるエポキシ化は初期の目的であった塩基に不安定な基質(例えばシンナムアルデヒドやα-フェニルシンナモニトリル)にも直接利用できる優れた方法であることを見出した。一方、(3)法はα,β-不飽和チトンに適用できるが(1),(2)法に比較して収率が低下することがわかった。このようにフッ素アニオンを利用する新しいエポキシ化法を開発することに成功し、その成果をChemistry Letters(pp285-288(1987))に発表した。また、それらは日本化学会第53春季年会(京都)および第30回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会(広島)で発表された。
現在、本法を利用した新しいDarzens反応(グリシジルエステルの合成)の開発と天然物合成への応用について検討を加えている。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masaaki MIYASHITA: Chemistry Letters. 285-288 (1987)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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