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多座配位子の幾何学的構造が錯体安定度に及ぼす効果の系統的研究

研究課題

研究課題/領域番号 61540453
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 無機・錯塩・放射化学
研究機関学習院大学

研究代表者

高本 進  学習院大, 理学部, 教授 (70080463)

研究分担者 円角 千加子  学習院大学, 理学部, 助手 (90183219)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1986年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード六座配位子 / 錯体安定度定数 / 電位差滴定 / 酸生成定数
研究概要

1.以下のような6個の配位原子がすべて窒素で、幾何学的な構造だけが異る7種の配位子の合成を試み、その中のいくつかの酸性成定数と銅(【II】)および亜鉛(【II】)錯体の安定度定数を精密電位差滴定法により決定した。
(【I】):1,4,7,10,13,16-ヘキサアザヘキサデカン (【II】):1,4,7,10,13,16-ヘキサアザシクロオクタデカン (【III】):N,N,N′,N′-テトラキス(β-アミノエチル)ジアミノエタン (【IV】):N,N′-ビス(1,4,7-トリアザ-1-シクロノニル)ジアミノエタン (【V】):1,1,1-トリス(β-アミノエチルアミノメチル)エタン (【VI】):N,N′,N′′-トリス(β-アミノエチル)1,3,5-トリアミノシクロヘキサン(【VII】):N,N′,N′′-トリス(β-アミノエチル)1,4,7-トリアザシクロノナン
2.これらは計画書記載通りの方法で合成した。特に今回は原料の一つであるN-トシルアジリジンの純度の良い製造に成功したため、β-アミノエチル化反応が著しく改善された。しかし(【II】)と(【IV】)のリング化や、新物質の(【VI】)と(【VII】)の最終反応の収率が悪いため、これらは安定度測定に供するだけの良い純度のものが得られていない。そこで測定は(【I】),(【III】),(【V】)について行った。
3.25℃,イオン強度1(K【NO_3】)における測定結果は次のとおりである。
酸生成定数 Log【Ka_1】 Log【Ka_2】 Log【Ka_3】 Log【Ka_4】 Log【Ka_5】 Log【Ka_6】 (【I】) 10.63 9.57 9.13 7.14 4.66 3.47 (【III】) 10.60 9.93 9.56 9.02 2.49 - (【V】) 10.68 9.97 9.40 7.27 5.29 2.59 安定度定数 Zn(【II】) Log【β_(ML)】 Log【β_(MHL)】 Cu(【II】) Log【β_(ML)】 Log【β_(MHL)】 Log【β-(MH-2L)】 (【I】) 10.19 17.25 (【III】) 23.61 32.10 35.41 (【III】) 16.84 25.40 (【V】) 23.41 32.75 38.23 (【V】) 17.11 23.80

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Susumu TAKAMOTO: Bulletin of the Chemical Society of Japan.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

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公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

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