研究課題/領域番号 |
61540497
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
植物形態・分類学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
松島 久 埼大, 理学部, 助教授 (70011575)
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研究期間 (年度) |
1986
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研究課題ステータス |
完了 (1986年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1986年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 茎頂の無菌培養 / 茎頂の花芽分化の臨界時間 / 茎頂形成 / プラスチドの分化 / 葉肉プロトプラストからの茎頂形成 |
研究概要 |
1.温室で栽培したアサガオの茎頂を無菌的にとり出し、回転培養器(当研究費補助金で講入)を用いて無菌培養し、茎頂が短日処理後花芽に分化する臨界時間を測定する方法を確立した。 2.花芽分化前、後の茎頂の表面および細胞内の微細構造を同一の試料(この場合は茎頂)を用いて、走査電子顕微鏡と透過電子顕微鏡で観察する新しい方法を開発した。透過型電子顕微鏡用試料作製にあたっては、当研究費補助金で講入したナイフステージ(一式)が威力を発揮した。 3.上記の方法により、タバコの節間の無菌培養により、茎頂および花芽の形成過程を調べた結果、気孔周辺部の細胞から茎頂あるいは花芽が形成され、その初期にはプラスチドの脱分化が観察された。 4.タバコ葉肉のプロトプラストの無菌培養により植物体を再生させる初期過程において、プラスチド(葉緑体)の脱分化が観察され、また、細胞の微細構造の立体配列に規則性のあることが示唆された。 以上の結果を、第11回国際電子顕微鏡学会(1986年)に1編,日本植物学会大会(1986年)に5編発表した。
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