• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

糸魚川-静岡構造線沿いの活断層と,歴史上の被害地震

研究課題

研究課題/領域番号 61540554
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 地質学一般
研究機関信州大学

研究代表者

小坂 共栄  信大, 理学部, 講師 (20020670)

研究分担者 山下 昇  信州大学, 理学部, 教授 (90020635)
研究期間 (年度) 1986
研究課題ステータス 完了 (1986年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1986年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード糸魚川-静岡構造線 / 北部フォッサ・マグナ / 活断層 / 歴史地震 / 松本盆地 / 諏訪盆地
研究概要

糸魚川-静岡構造線沿いの活断層と地形、歴史上の被害地震についての記録の収集を行ない、次のような成果をあげた。
1.諏訪湖北東岸および南東岸には活断層が集中的に分布し、諏訪盆地活断層系を形成している。
2.諏訪盆地活断層系は、諏訪湖北東岸の上諏訪活断層群と、南西岸の諏訪湖南岸活断層群とからなる。
3.これらの活断層の多くは、いずれも湖側ブロックが相対的に落下するセンスをもっており、諏訪湖が断層運動に伴って落ちこんだグラーベンであるとする従来の考えを裏づけるものとなっている。
4.松本市北方の明科町〜池田町にかけての松本盆地東縁部に発達する小規模な山麓扇状地や段丘の調査によれば、中山山地南部の押野山北縁を北東-南西方向に走る"押野山断層"は山地西麓部の扇状地を切断・変移させている活断層である。
5.押野山断層を境にして、その北側の山地と南側山地とでは地形的な特徴が異なる。すなわち、北側山地では標高900〜1000mほどの定高性の顕著な古地形面が山地頂面としてよく保存されているのに対し、南側山地では標高およそ620〜700mまでの間に6面の古い地形面が識別され、その1部には旧河道を示す礫層がローム層におおわれて存在する。
一昨年より実施していた松本盆地中央部の重力探査の結果をまとめ、公表したが(萩原ほか、1986)、それによれば松本盆地東縁部に伏在する南北性の断層群は、いずれも東側地塊が西側地塊に押し上げるセンスの逆断層である可能性が強い。
歴史上の被害地震についての記録の収集・整理は現在も進行中であり、野外調査と合わせて今後も継続の予定。

報告書

(1件)
  • 1986 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小坂共栄: 信州大学理学部紀要投稿予定.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 小坂共栄: 地球科学投稿予定.

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書
  • [文献書誌] 萩原幸男,山下昇,小坂共栄,矢野賢治,安井敏夫: 地震研究所彙報. 61. 537-550 (1986)

    • 関連する報告書
      1986 実績報告書

URL: 

公開日: 1987-03-31   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi